幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

中国恒大ショック

2023-08-19 23:59:52 | マネー
 中国の不動産開発大手・中国恒大集団が、ニューヨークの連邦裁判所に米連邦破産法15条の適用を申請したと報じられました。恒大は2年ほど前から経営危機が噂されていたので、いよいよかという感想ではありますが、これが中国のみならず世界経済にどれほどの影響を及ぼすことになるのかが心配です。僕は全く経済の素人ですから専門家の解説などを見聞するしかありませんが、中国不動産バブルがはじけて、いよいよ中国経済が大減速するとなると「恒大ショック」となって株価が大暴落することもあるかも知れません。

 これまで何度も「〇〇ショック」をくぐり抜けてきたので、ちょっとやそっとでは狼狽したりはしませんが、過去の「ショック」の時には正社員現役バリバリでしたから、株式投資はあくまでも小遣い稼ぎ程度でした。大暴落したら気分が悪いので放置して見ないようにしておけば済みました。しかし今は低賃金の再雇用の身の上ですから、株価が大暴落したとなると大きく自分の資産運用に影響します。今後どういう戦略を取るのか熟慮する必要があります。

 日本はいま30年分のデフレを一気に取り戻そうとインフレが進んでいる最中です。物価がどんどん上がり、それに伴って賃金も少しずつ上がってきています。まだ大企業が賃上げを始めたばかりなので、物価上昇に伴うだけの賃上げが中小企業まで及ぶにはそれなりの時間がかかることでしょう。賃上げが期待できず年金生活まで間もなくという我々のような立場の人間は、自分でインフレ対策を講じるしかありません。そしてインフレに強い資産と言えば株式、金、不動産と相場が決まっています。

 つまり恒大ショックが襲来しようとも株式相場から撤退するわけにはいかないので、大波をうまく乗り切るしか手がありません。定石としては現金を多めにしておいて、大暴落がきたところで割安になった株を買い集めるということになるのですが、果たして本当に大暴落が来るのかどうか。インフレはどの程度で収束するのか、株価はいつ回復するのか、タイムマシンに乗って3年後くらいの未来へ行って見てきたいものです。 
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