昨日また山本麻友美プロによるレッスン会を開催。今回は久しぶりにサービスのチェックをしてもらったのですが、これまでと違うアドバイスをもらいました。それはサービスを打つ時のグリップ、というか、正確には人差し指の位置と握り方です。
サービスのグリップの話となると、大抵の場合は薄くコンチネンタルかバックハンドイースタンで握れ、というのが定番です。これはどんなテニスの教科書にも書いてあります。ラケットを振りだす方向とボールが飛んでいく方向が一致しないため、初心者には難しく、テニスを始めた初心者にはバックハンドと並んで悩みになるところです。
僕も初心者の頃は厚い握り、すなわちフォアハンドウェスタンで握ってサービスを打っていましたが、徐々に薄くしていき、今ではコンチネンタルでサービスを打っています。ただ山本プロに指摘されたのは、コンチネンタルで握っていてもハンマーグリップになっているので、それでは手首がうまく使えないということでした。初心者の頃にウエスタンで握っていた時にはハンマーグリップで問題なかったのですが、グリップを薄くしても握り方は変えていなかったからです。
山本プロによればほとんど全てのプロ選手はサービスを打ち始める時には人差し指を他の指から離して伸ばして握っているそうです。そして打つ瞬間にグッと握りこむので、その時に人差し指も自然に屈曲するんだとか。そうすると自由に手首も使えてより自然にパワーを出せるんだそうです。逆に今の握りのままで強くサービスを打っていると、また肘や手首を痛めるかもという話でした。
昨日はもうひとつラケットのヘッドダウンのタイミングの指摘もあったのですが、その両方を合わせて修正していけば、もっとヘッドスピードが上がってサービスがパワーアップするということなので、これはぜひ練習をしてコツを掴んでいければと思います。60歳近くなってきたので、今さらサービスの強化は難しいかと考えていましたが、もっと合理的に体を使えばまだまだ成長する余地はありそうです。