幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

主審がゲームをコントロールしようとしたのか

2012-06-13 08:34:23 | サッカー

 昨夜のサッカーW杯アジア最終予選のオーストラリア戦は実に荒れた試合でしたが、荒れさせた原因はゲームをコントロールしようとして、し損なったサウジアラビアの主審にあるような気がします。試合はドローに終わり双方が勝ち点1を得たので、結果としてはまあ良いところに落ち着いたわけですが、両チーム合わせてイエロー7枚、レッド2枚が飛び交いました。

 前半はオーストラリアのロングボールからのカウンター攻撃に日本がちょっと苦戦しましたが、まあこれは想定の範囲内。なんだか妙に荒れたピッチは日本のショートパスを防ぐためにわざと荒れさせたんじゃないかと思いましたが、これも慣れで何とかなるレベル。0-0で折り返した後半になって試合が動き始めました。

 後半10分に内田にファウルしたミリガンが2枚目のイエローをもらって退場。ホームのオーストラリアから退場者が出て10人になってしまったわけで、これは観客が怒ります。このイエローですが、サウジの主審はミリガンが2枚目だということを失念して出してしまったんじゃないでしょうか?すぐにレッドを出さなかったから。「あれ、2枚目で退場?やべ、忘れてた」という顔をしていたように思います。

 当然1人少なくなったオーストラリアに日本がガンガン攻めていきます。ついには本田の突破から栗原が先制点を決めました。この栗原は直前のプレーで相手DFと小競り合いをして突き飛ばしていました。この時にイエローを貰っていたらこちらも2枚目で退場だったのですが、なぜか主審はイエローを出さず、結果先制ゴールが生まれました。日本から見ればありがたい主審ですが、ホームのオーストラリアからすればとんでもない「依怙贔屓」ジャッジです。

 主審はこのあたりから身の危険を感じたのではないでしょうか?一気にオーストラリア寄りの笛を吹き始めました。日本の先制ゴールの直後に、内田にイエローを出しPKを与えます。内田は相手CKの時に自陣ゴールで相手選手を押さえていただけで、あれにイエローを出されたらDFは守れません。PKをあっさり決められて同点になりました。

 主審はどうやらこのまま同点でドローに終わるのが良いと考えたのではないでしょうか?虎視眈々と1人多い日本から退場者を出してやろうと狙っていました。本田の真っ当なディフェンスにもイエローが出るし、危なっかしいなと思って見ていたら、結局その餌食になったのが先制ゴールの栗原でした。後半も終わろうとしているタイミングで2枚目のイエローを貰って退場です。これもそこまでのファウルとは思えませんでしたが、主審はオーストラリア寄りで笛を吹くと決めたら徹底してやる男のようです。

 その極めつけがロスタイムの最後のシーン。エリアのすぐ外、右斜め45度という絶好の位置からFKを得た日本。これがラストプレーであることは選手も観客もわかっています。日本は勝ち点3を取りにいくためにこのFKを決めたいところ。本田がいよいよ意を決して蹴ろうかと思ったところに、驚きの試合終了の笛。あのタイミングで笛を吹くなど見たことがありません。本田も怒るというよりも呆れ顔でした。

 主審にしてみれば見事に試合をコントロールして両チームとも仲良く勝ち点1を得たわけで、きっとしてやったりと思っているのでしょうが、あれだけカードを出されてしまっては、次の試合では多くの選手が累積警告で出場できません。日本は内田、栗原、今野とDF3人が累積警告などで次のイラク戦に出られないのですから困ります。特にセンターバックを誰がやるのか悩みどころ。まあそれでもこの3戦で勝ち点7を得たのは大成功でした。W杯出場はかなり色濃くなってきたと思います。


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