全豪オープンテニスもいよいよ準決勝まで進んできました。男子シングルスは第7シードのベレッティーニvs第6シードのナダル、第4シードのチチパスvs第2シードのメドベージェフという実力者が揃った組み合わせになりました。シードダウンと言えるのは第3シードのズべレフくらいで、後は第1シードのジョコビッチが欠場になりましたが、その代わりがナダルとベレッティーニですから順当と言って良いでしょう。
ベレッティーニは昨年ことごとくグランドスラムでジョコビッチに阻まれてきました。今回こそ「鬼の居ぬ間」なのですが、ここでナダルという別のレジェンドとの対決になります。全豪無双のジョコビッチよりはナダルの方が相手としてはやりやすいでしょうが、とは言えナダル。どちらが有利とか言えないくらい拮抗した戦いになりそうです。
チチパスとメドベージェフはランキングや実績だけではなく、過去の対戦成績やコートの相性からしてもメドベージェフが有利でしょう。ただチチパスも心配されたコンディションも良さそうですし、どちらに転んでも不思議はありません。この準決勝が事実上の決勝戦かもとさえ思えます。ただメドベージェフの方がチチパスよりも勝負強さで上回っている感はありますから順当ならメドベージェフかなと予想しています。
女子シングルスはすでに準決勝が今日終わって決勝はバーティvsコリンズとなりました。これはもう第1シードで地元オーストラリアのバーティが圧倒的に有利です。惜しかったのは女子ダブルスの青山・柴原組。第2シードで臨んだ今大会でしたが、準決勝で負けてしまいました。女子で初めての日本人ペアによるグランドスラム制覇の夢はまた持ち越しになってしまいました。相手がノーシードだっただけに惜しい敗戦でしたが、ペアに磨きがかかっていますし、いつか優勝してほしいと願っています。