書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

井口武夫 『開戦神話 対米通告はなぜ遅れたのか』

2018年02月16日 | 現代史
 不学者にも分かる人と名としては加瀬俊一、瀬島龍三、また森島守人ほかが出てくる。ここで主張される議論がすべて正しく真相を穿っているのかどうかは私にはわからない。だが「それにしてもひどいものだ」という部分的判断のつながりは心証として結ばれる。

(中央公論新社 2008年7月)