書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

今週のコメントしない本

2005年12月10日 | 
 今週は少ないです。桶谷秀昭『昭和精神史』(文藝春秋文春文庫版 1996年4月)を今、じっくり読んでいるため。

①感想を書くには目下こちらの知識と能力が不足している本
  明治維新史学会編 『明治維新史研究』 2 「明治維新の政治と権力」 (吉川弘文館 1992年9月)
  明治維新史学会編 『明治維新史研究』 5 「明治維新と西洋国際社会」 (吉川弘文館 1999年2月)

②読んですぐ感想をまとめようとすべきでないと思える本
  松永正義ほか訳 『台湾現代小説選』 Ⅰ・Ⅲ・Ⅳ (研文出版 1984年2月、1985年4月、1998年3月)

③面白すぎて冷静な感想をまとめられない本
  板倉聖宣 『虹は七色か六色か 真理と教育の問題を考える』 (仮説社 2003年8月)

  曹長青 『理性的岐途 東西知識分子的困境』 (台湾 允晨文化実業 2005年10月)

④つまらなさすぎて感想も出てこない本
  莫言著 吉田富夫訳 『白檀の刑』 上下 (中央公論新社 2003年7月)

⑤出来が粗末で感想の持ちようがない本
  該当作なし

⑥余りに愚劣でわざわざ感想を書くのは時間の無駄と思ってしまう本
  該当作なし

⑦本人にも分からない何かの理由で感想を書く気にならない本 
  該当作なし

▲「立花隆のメディアソシオ―ポリティクス」2005年11月30日、「第57回 女性・女系天皇容認で議論呼ぶY染色体論とミトコンドリア」
 →http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/051130_tennou/
 私もまったく同意見。天照大神が女性だったというのなら、Y染色体よりミトコンドリアの継承を言うべき。
 もっともこれは例えば、継体天皇が本当に応神天皇5世の孫だったのかというたぐいの話はしないことにしての話だけれども。

 また来週! 京都は寒いが紅葉は綺麗!