書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

今週のコメントしない本

2006年05月27日 | 
 先週に予測した通り、忙しい週でした。

①感想を書くには目下こちらの知識と能力が不足している本
  下斗米伸夫 『アジア冷戦史』 (中央公論新社 2004年9月)

②読んですぐ感想をまとめようとすべきでないと思える本
  梶村昇 『日本人の信仰 民族の〈三つ子の魂〉』 (中央公論社 1988年8月)

③面白すぎて冷静な感想をまとめられない本
  辻由美 『炎の女 シャトレ侯爵夫人 18世紀フランス、希代の科学者の生涯』 (新評論 2004年7月)

④参考文献なのでとくに感想はない本
  思想の科学研究会編 『デューイ研究』 (春秋社 1952年7月)

  関川夏央 『「坂の上の雲」と日本人』 (文藝春秋 2006年3月)

  呉敬梓作 稲田孝次訳 『儒林外史』 (平凡社 1981年9月初版第11刷)

⑤ただただ楽しんで読んだ本
  永田英治 『たのしい講座を開いた科学者たち 科学と科学教育の源流』 (星の環会 2004年12月) 

 それでは来週に。 

▲手控えのメモ。
 「大紀元(日本)」2006年5月15日、朱元「日中民間関係の問題点および解決方法に関する思索」
  →http://www.epochtimes.jp/jp/2006/05/html/d70170.html
 在日中国人一般の日本に対する無知無理解の指摘と、その原因を分析したくだりが興味深い。