出版社による紹介。
ソ連解体を残念に思わない者には心がない.ソ連を復活させられると考えられている者には頭がない。 (「第1課 歴史 現代史のパースペクティヴにおけるソ連とロシア」で引用される現代ロシアの一表現、本書27頁)
また、「第10講 ロシアの今後 ロシアのゆくえ,そして日ロ関係を考える」(和田春樹執筆)などあり。本書264-295頁。
(東京大学出版会 2016年6月)
ソ連解体を残念に思わない者には心がない.ソ連を復活させられると考えられている者には頭がない。 (「第1課 歴史 現代史のパースペクティヴにおけるソ連とロシア」で引用される現代ロシアの一表現、本書27頁)
また、「第10講 ロシアの今後 ロシアのゆくえ,そして日ロ関係を考える」(和田春樹執筆)などあり。本書264-295頁。
(東京大学出版会 2016年6月)
出版社による紹介文
吐蕃末期からサキャ政権成立まで、400年に及ぶ分裂期を中心に、チベット族に関する鋭い分析を交えながらチベット仏教の発展史を系統立てて解説。また、きわめて独創的な「チベット十三万戸」に関する論考や、チベット仏教最大宗派ゲルク派の始祖ツォンカパ研究の代表的論文『ツォンカパ伝論』『ツォンカパ年譜』も収載。チベット学を志すものにとっての必携書である。
以下は本書からの抜き書き。
一部の外国人は明代のチベットについて、勅印を交換しただけでは明朝がチベットに主権を行使した根拠にならないとするが、論評するまでもない妄人のたわごととでも言うべきものであろう。 (「第10章 明代におけるウー・ツァンの政治状況」 同書257頁)
(国書刊行会 2016年5月)
吐蕃末期からサキャ政権成立まで、400年に及ぶ分裂期を中心に、チベット族に関する鋭い分析を交えながらチベット仏教の発展史を系統立てて解説。また、きわめて独創的な「チベット十三万戸」に関する論考や、チベット仏教最大宗派ゲルク派の始祖ツォンカパ研究の代表的論文『ツォンカパ伝論』『ツォンカパ年譜』も収載。チベット学を志すものにとっての必携書である。
以下は本書からの抜き書き。
一部の外国人は明代のチベットについて、勅印を交換しただけでは明朝がチベットに主権を行使した根拠にならないとするが、論評するまでもない妄人のたわごととでも言うべきものであろう。 (「第10章 明代におけるウー・ツァンの政治状況」 同書257頁)
(国書刊行会 2016年5月)
http://www.21ccs.jp/china_quarterly/China_Quarterly_01.html
日本通をもってなる『大学者』郭沫若流の権威を否定できるほとんど唯一の証人が廖承志なのだ。
大胆な推測と非難されかねないが、もし廖承志が毛沢東と田中の間の『真の通訳』を果たしたことに対する毛沢東の評価を意味するものと解すれば、ケンカの話がいきなり廖承志を日本に連れ帰る話につながるのは、きわめて自然だ。つまり毛沢東は、日本人と同じように深く日本文化を理解する廖承志という男が『私とあなたの間の心の通訳を果たしたのですよ』と示唆したのではないか。
日本通をもってなる『大学者』郭沫若流の権威を否定できるほとんど唯一の証人が廖承志なのだ。
大胆な推測と非難されかねないが、もし廖承志が毛沢東と田中の間の『真の通訳』を果たしたことに対する毛沢東の評価を意味するものと解すれば、ケンカの話がいきなり廖承志を日本に連れ帰る話につながるのは、きわめて自然だ。つまり毛沢東は、日本人と同じように深く日本文化を理解する廖承志という男が『私とあなたの間の心の通訳を果たしたのですよ』と示唆したのではないか。
原題:宋荣培「略论利玛窦向东方文人介绍世界地图和演绎法思维的意义」、《嘉应学院学报》2009年第5期掲載、同誌24-29页。
非常に興味深い。ただ「东方(東方)」という字句が本来の意味の「アジア全域」ではなく「中国」のみを指す言葉として用いられている(ほかでも例を見る)ことがやや気になる。
非常に興味深い。ただ「东方(東方)」という字句が本来の意味の「アジア全域」ではなく「中国」のみを指す言葉として用いられている(ほかでも例を見る)ことがやや気になる。
原題:陈东民「徐光启的命运和启示」、『历史教学问题』2004年第1期掲載、同誌49-50・111页。
“历史随笔”と銘打ってある。なるほどその題のとおりに随随便便な筆致で書かれている。
“历史随笔”と銘打ってある。なるほどその題のとおりに随随便便な筆致で書かれている。