書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

小沼孝博 『清と中央アジア草原』

2014年10月24日 | 東洋史
 カザフのアブライ・ハンが清への「帰順表文」をなぜオイラト語で書いたかという問題だが、「エジェン・アルバト関係」はテュルクではなくモンゴル社会の概念なのでその文化に属する言葉でないと表現できなかったとは理解できないか。

(東京大学出版会 2014年7月)