書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

「【コラム】習近平氏の『お言葉』」 から

2010年10月22日 | 抜き書き
▲「Chosun Online 朝鮮日報日本語版」2010/10/22 11:44:33。鄭佑相(チョン・ウサン)政治部外交チーム長。
 〈http://www.chosunonline.com/news/20101022000045

 北朝鮮の三代世襲による不愉快な出来事の一つに、金正日(キム・ジョンイル)総書記が三男・正恩(ジョンウン)氏を連れ、中国まで冊封を受けに行ったことがある。しかし、朴院内代表の行動は、中国に隷属しようとしているのが北朝鮮だけではないのではないかとの懸念を生んだ。民主党は事有るごとに、現政権の外交を「一方的親米外交」と批判し、自主外交を強調するが、朴院内代表は外交と無関係な国内政治にまで中国を巻き込んだ。「わが国の政界の政争に結論を下してほしい」と自ら願い出た形だ。朝鮮王朝時代に派閥抗争が起きるたびに中国の判定を待った「事大主義」が再現されたことになる。後継者を承認してもらうために訪中した金正日総書記、そして、習副主席の発言を歪曲(わいきょく)までして、政争の道具に活用した韓国の野党指導者を見て、中国は何を思うだろうか。自分たちで運命を切り開くことができず、清や日本を仰ぎ見て、植民地支配を招いた朝鮮王朝末期や大韓帝国時代の歴史が繰り返されないとは言い切れない。

 よりくわしい事実関係については、こちらこちら
 歴代、朝鮮王は、モンゴル・元時代を除き、中国との関係では一貫して国王として冊封されていた一方で、安南(越南・ベトナム)の王はそれよりも一格下の郡王扱いされていた時期が長い。沖縄も、下賜された印(駝鈕印)を見る限り、明・清朝からは一国の王ではなくそれ以下の一地方の王として見なされていたことがわかる(シャム=タイやスールーと同格)。
 清朝中国の三大藩属国(朝鮮・ベトナム・琉球)の待遇は、朝廷から派遣される勅使の官位から見ると、朝鮮が一頭高く、その下にほぼ同格でベトナム・琉球が並ぶ形になっていた
 しかし現在の中国から派遣されるその三大藩属国の後身たる現在の北朝鮮・韓国、ベトナム、日本へ中国から赴任する特命全権大使の職級は、駐北朝鮮大使が最高の次官級、ついで駐日本大使の次官もしくは次官補級、その下に駐韓国大使の副局長級もしくは局長級、最後におそらく駐ベトナム大使の副局長級(?)となっている。
 以上、別に感想はない。さすがかつては清代三大藩属国の最上位、いろいろな意味で最優等生だっただけのことはあるというくらいか。沈香も焚かず屁もひらず、元号も立てず朕も言わず

「犬、猿にかまれて死ぬ」 から

2010年10月22日 | 抜き書き
▲「YOMIURI ONLINE(読売新聞)」2010年10月22日11時21分、今泉遼。(部分)
 〈http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101022-OYT1T00385.htm?from=main6

 大分市中戸次の玉井トヨ子さん(76)は9月中旬、自宅の庭で飼っていた犬が猿に腹や背中をかまれた。
 出血がひどく、動物病院で診てもらったが、傷口から入ったばい菌が原因で約1週間後に死んだ。
 玉井さんは「激しく争ったため、猿の毛がたくさん落ちていた。市にはきちんと対応をしてもらいたい」と話している。

 なんかシュール。仕事がきついとき、こんなニュースを目にすると心が和む。