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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

YouTube 「Andy Garcia On Working With Al 〔...〕 」

2010年06月14日 | その他
 「Andy Garcia On Working With Al Pacino In THE GODFATHER, PART THREE 」
 〈http://www.youtube.com/watch?v=D1alY_kL5E4&feature=related

 "There are so many people in the world that would say 'I love you,' but perhaps I am the only person that can claim to say 'I love you, Uncle Michael.'"

 I'm happy I can hear the line of a kinda sequel to THE GODFATHER, PART THREE after 20 years of interval.

YouTube 「JR東海 X'mas Express 歴代CM 1988年~1992年」

2010年06月07日 | その他
 〈http://www.youtube.com/watch?v=ZGu7SGxNWyo&NR=1&feature=fvwp

 日本の1980年代後半から90年代初頭にかけての時代(いわゆるバブル時代)は、個人的には大嫌いだ。以前、この欄でもそういったことがある。軽薄さと、今見れば正気とは思えないファッションセンスとが、まず第一に怖気をふるう。
 しかし、このCMを久しぶり(そう20年ぶり)にみて、ちょっと気が変わった。いや、ちょっとではない。正直に言う。大いに変わった。
 その時代に20代と30代を過ごして直かに時代を知る者の一人を自認していたが、このCMで、あの時代には、夢があったことにあらためて気づかされた。思い出した。
 あの頃は、明日はどんな楽しいことがあるだろうかと、次の日が待ち遠しかった。大学に入り直して毎日朝から晩まで研究室で漢籍とにらめっこしていた私のような者にもそう思えた。その点に限って言えば――あるいはその点だけで――、いい時代だったんだ。
 だから、またそう思うことにしよう。明日はきっと今日より楽しいこと、いいことがある、と。時計の針はもとにもどせないが、心の針はそれができる。

スタッズ・ターケル著 中山容/北沢恒彦/東田えみり訳 『インタヴューという仕事!』

2010年06月04日 | その他
 著者スタッズ・ターケルは、「テープレコーダーを回す、故に我在り」と言ったそうだ。
 ならば私はさしずめ「考える、調べる(あるいは調べる、考える)、言葉にして書きとめる、故に我在り」だな。それによって、自分が存在する。
 ついでに言うと、だからターケルの自伝は聞き書きより面白くないのだろう。

(晶文社 1984年5月)

『スーパーライブ 桑田佳祐 ~風の詩を聴かせて~』(2007年9月7日 NHK BS2)

2010年05月26日 | その他
 ハードディスクに落としてあったのを久方ぶりに観る。パーカッションの高橋結子さんを最初見たとき、毛ガニさんが女装しているのかと思ったが(失礼!)、今見るとそれほど似ていない(重ねて失礼!!)。「風の詩を聴かせて」って、とてもいい曲だなと再確認する。それから途中挿入されるショートドラマで、小出恵介さんと深田あきさんが出ているのを見て、「あっ,真澄ちゃんと井上由貴ちゃん!」と思った(笑)。このふたり、事務所が同じだったんだね。

YouTube 「Superfly  スキップ・ビート 08/11/09」

2010年05月24日 | その他
http://www.youtube.com/watch?v=Sdm3aX8kAsQ&feature=related

 リズム感がわずかにベタだなあ。
 誰かもコメント欄で言っているように、歌唱力ではこの人のほうが桑田さんより上だろう、確かに。だが、これも同じコメントの主が言うように、桑田さんの歌い方や声は唯一無二で、誰も超えられないのもまた確か。というより、桑田さんの歌は誰にも真似できないが(できるのは、それこそ物まね・コピーだけ)、しかし越智さんの歌は、偶然、この世に、まったく同じ歌い方をする・できる別の個性が存在しうるのではと言った方が、私の感想としてはより正しい。そこが違い。

クリスチャン・ベールの怒り

2010年05月22日 | その他
"Christian Bale rant " on YouTube
 〈http://www.youtube.com/watch?v=qrvMTv_r8sA&feature=related

 『ターミネーター4』(2009年)の撮影中、本番中にセットの中を横切った撮影監督に、きれたベールが延々4分近く浴びせかけた罵詈雑言。ただしむやみな感情的な八つあたりではなく、彼が繰り返しているのは(ひどい言葉遣いでだが)、「俺はプロとして自分の仕事をちゃんとやっている、だからお前もプロなら自分の仕事をちゃんとやれ」ということである。これまでにない新しい何かを生み出そう、これまで行ったことのない境地へ何とか踏み込もうと苦しみ、全身全霊を挙げて集中しているときに、無神経で凡庸な邪魔をされたら怒り狂うのは当たり前だ。私だって怒る。
 それにしてもクリスチャン・ベール、『太陽の帝国』(1987年)のあの少年だったことを最近になって知った。伊武雅刀さんが年を取るわけだ。

「韓国海軍哨戒艦『天安(チョンアン)』沈没事故調査報告書」

2010年05月21日 | その他
 "Investigation Result on the Sinking of ROKS 'Cheonan'", the Joint Civilian-Military Investigation Group, THU. 20 MAY, 2010. (部分)
 〈http://news.bbc.co.uk/nol/shared/bsp/hi/pdfs/20_05_10jigreport.pdf

  Based on all such relevant facts and classified analysis, we have reached the clear conclusion that ROKS "Cheonan" was sunk as the result of an external underwater explosion caused by a torpedo made in North Korea. The evidence points overwhelmingly to the conclusion that the torpedo was fired by a North Korean submarine. There is no other plausible explanation. (末尾)

 「天安」沈没の原因が北朝鮮製の魚雷による爆発であったことは、北朝鮮のものと思われる魚雷の破片が5月15日発見された事実および専門家の判断による断定であるから受け入れるとして、その魚雷を発射したのが北朝鮮の潜水艦という結論は、事件の前後数日の間に北朝鮮の港から潜水艦が出航し帰港したという情報に基づく傍証があるのみである。ゆえに上掲の同報告書最終結論部分も、"The evidence points overwhelmingly to "と、断定を避けている。

テレビドラマ版『のだめカンタービレ』第4話

2010年05月10日 | その他
 タイトル「Lesson 4 キス成るか!? 感動の定期演奏会バトル!!」。
 初挑戦の呪文料理を試食しながら見る。
 全11話のなかで、最高傑作の一つだと思う。なかでもSオケのベートーベン交響曲第七番の演奏場面で、上野樹里さん演ずるのだめが涙をほとばしらせるシーンは、間違いなく全編を通じての圧巻であると同時に、上野樹里さん=野田恵を決定した瞬間だと、私などは勝手に思っている。ほかの誰が、あれをあのように演じられるのか。同じように、のだめの見守るなか、最終第11話で二度目に第七番を指揮する場面は、ドラマ最高のフィナーレであり、かつ、千秋真一=玉木宏さんを決定づけた場面だろうと思っている。
 いま映画(後編)を上演しているが、たのしみだ。私は前編を見ておらず、テレビドラマ(本編およびヨーロッパスペシャル編)だけしか見ていないから、これは腰だめの感想になるのだが、最初の本編全11話が、演ずる人たち(主役二人に限らず)の懸命さが観る側にもビンビン伝わってくるようで、個人的には一番好きである。ヨーロッパ編になると、本編で窺えたような、撮影が始まっているというのにいまだ手探りで役作り中といった苦しみの気配が消えて、余裕が出て演技に幅と深みが出てきているのだが、そのかわり、まったく新しいことに挑戦する際の不安と興奮がなくなっているようにも思える。だから安心して見られるという声があるだろうし、それにはもちろん賛成する。なによりオリジナルキャストで続きが見られたのは最高にうれしかった。
 今度の映画はどうなのだろう。どのようなラストシーンなのかな。本編最終話の、のだめを後ろから抱きしめる千秋と幸せそうなのだめの顔を超えるのは、至難の業だろうから。

(フジテレビ系列 2006年11月6日放映)