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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

「『中国に対する友好度』、最も高いのは米国人、低いのは日本人―マレーシア華人」

2011年11月22日 | 
▲「レコードチャイナ」2011-11-22 07:07:35、翻訳・編集/NN。 (部分)
 〈http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=56238

 2011年11月20日、マレーシア華人が各国の「中国に対する友好度」を100点満点で評価した。最も得点が高かったのは米国人、反対に低かったのは日本人だった。参考消息(電子版)が伝えた。
 日本人の中国に対する友好度は100点満点中わずか「30点」。点数が低い理由は「30歳以上の日本人はほぼ全員が中国人を見下しており、中国人を『汚い』『粗野』『野蛮』というイメージで見ている」こと。一方、同じアジアの隣国、韓国は「90点」と高得点。「国家間の争いに触れなければ、中国人に対して尊敬の念を持っている」というのがその理由だ。

 パターン認識の徒ばっかりだな。回答者たちはみな、30歳以上の日本人全員に会って話を聞いたとでもいうのだろうか? まさか。
 むかし米国でマレーシア華人と一緒に仕事をしたことがあるが、とても知的で優秀な人物だった。この記事に出てくるような愚かな輩とは全然異なっていた。彼らは本当にマレーシア華人なのか?

「ちょっと臭いギネス記録にチャレンジ=世界最大の臭豆腐缶詰を1千人で食べる―台湾」

2011年11月21日 | 
▲「レコードチャイナ」2011-11-21 11:11:33、翻訳・編集/KT。〈部分)
 〈http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=56213

 臭豆腐とは発酵した漬け汁に豆腐を漬けたもの。屋台で売っている中国伝統の軽食だ。強烈な愛好家がいる一方で、臭い発酵臭にとても食べられないと敬遠する中国人も少なくない。

 腐乳豆腐ようとはどうちがうのかな。納豆菌・酪酸菌と麹菌による発酵の差はわかったのだが、具体的な風味は?
 鮒ずしが食いたくなってきた。

「『ベトナムとフィリピンに経済制裁を!』官制メディアが過激コメントを掲載―中国」

2011年11月20日 | 
▲「レコードチャイナ」2011-11-20 17:28:03、翻訳・編集/KT。
 〈http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=56195

 中国人民大学の金燦栄(ジン・ツァンラン)教授は「米国を首領として、統一された『反中戦線』が許容できる一線を越えた」と批判。ベトナムとフィリピン、この「最もうるさく騒いでいる両国」に経済制裁をべき〔ママ〕だと主張した。経済支援の縮小、中国国民の旅行停止などがメッセージになるだろうと話している。

 この記事は、何かの目論見あって「反中戦線」をより強固なものにする中国の高等戦術か? あるいはこれもまた愛国熱中症あるいはそれに乗じた愛国賊の売り逃げ個人商売なのか。 
 ――と、ここまで客観的に分析したあとは、個人的意見を述べる。「環球時報」のこの記事、言った奴も、書いた奴も、載せた奴も死ね。偉そうに、いったいお前は何様か。

「ダイコンのキムチを漬けるなら」を読んで

2011年11月17日 | 
▲「Chosun Online 朝鮮日報日本語版」2011/11/17 07:06。
 〈http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/11/17/2011111700370.html〉

 チョンガクキムチやカクテキなどダイコンのキムチを漬けるときは皮をむかず、ブラシや包丁などで土やごみを取り除くようにすると、ダイコンがふにゃふにゃにならず、すっきり仕上がる。

 済州島で食べたカクテキは、シャクシャクしてとても美味しかった。聞くところによれば彼地のキムチは浅漬けが多いそうだが、そのせいだろうか。ただし味は十分についていて、うすいということはなかった。
 ところで大根をすこし干してから漬けてみたら、さらに歯ごたえがある出来になるのではないかしらん。

「超巨大な宋慶齢彫像、一般の非難を受けて?『これは“黄河の娘”像』と路線転換―河南省鄭州市」

2011年11月08日 | 
▲「レコードチャイナ」2011-11-08 10:07:26、翻訳・編集/愛玉。(部分)
 〈http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=55778

 一般からは莫大な資金を投入したと思われるこの石像に対し、一般からは「これは宋慶齢女史の初志に反する」と非難が殺到。像を建設した河南省宋慶齢基金会はこれらの非難を受けて、「石像は宋慶齢ではない。“黄河の娘”という作品だ」と急激に“路線転換”を図った。

 凄いね。後世、雲崗石窟の道武帝の釈迦坐像のように、「これは中華人民共和国の名誉主席、近代中国を拓いた『国父』孫中山の妻でもある宋慶齢の顔を模したものです」とガイドに説明されるかもしれない。
 ところで写真背景の曇天を見て思いだしたが、鄭州に行ったことがあるが、やはりこんな曇天だった。というより、河南省といえばいつも曇天と見晴るかす水田の向こうに垂れさがる不透明な水蒸気の幕という印象が強い。数年を隔てて、洛陽へ行っても、開封へ行っても、禹州へ行っても、嵩山少林寺へ行っても、三門峡へ行っても、いつも曇り空だった。あれはいったいどういうわけだったろう。

「黄金色の柿に染められて―中国・晩秋の山里風情」

2011年11月03日 | 
▲「レコードチャイナ」2011-11-02 13:11:33、翻訳・編集/内山。
 〈http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=55646

 山西省に行ったことはあるが、真夏(8月)だったから、干し柿は残念ながら食べる機会を得なかった。かわりにトマトを食べた。そのトマトを洗った、表面に点々と付着していた水のせいか、すさまじい下痢をした。それで得た教訓は、こぎれいな食堂でも、食器や食材がちゃんと洗ってあっても、洗ったその水が悪ければ――あるいはその土地の水であれば――、慣れぬ旅行者は当たるということだった。そののち山東省の山中にある回族の一膳飯屋さんでも当たったが、これは出された料理(餃子)がすでに少々いかれていたのだった(口に入れた瞬間にやられたとわかった。ただしご馳走してくれた人物の面子をおもんばかってすべて食べた)。たぶん暑かったせいだろう。しかしこれとて同行のガイドさんや運転手さんは平気だったから、やはりこれは土地になれぬ旅人ゆえのことだろうと思う。いうなればこちらが悪いのである。あるいは外国を訪れる際の当然の洗礼というべきなのもしれない。そうならないほうが不思議という。