山頭火=78

2015-09-22 10:17:23 | 句など
山『ひよいと四国へ晴れきつている』
井 ひよいと、なんて行けないものなぁ

山『いちにち物言はず波音』
井 「日がな人と口きかず波の音」

山『しぐれて人が海を見てゐる』
井 雨つぶの音が聞こえるようです

山『その松の木のゆふ風ふきだした』
井 句としてはどうなんだろ。
  作り手の思い入れはありそうですが。

福屋本店、感じ悪

2015-09-21 18:13:05 | 塾あれこれ
クレームめいた話は普通、名前を出しません。
ですが、福屋デパート八丁堀本店です。

ここには何度もウラミがありますから、出しますね。

今回は5Fの靴売り場。
紳士服の店が多く入っている奥にあります。


もともと貧乏人ですから百貨店には縁がうすい私。
それが何度もということは、よほど私がクレーマー・・?

店としてクレームを承る係がないのです。
売り場の会社に直接クレームを言え、という態度。

そうです、的屋の親分みたいに売り上げの何割かにあたる
場所代をとるだけ。
羨ましいようなショウバイです。

さすがに最近は屋台骨が傾き始めているのでは?


今回はついでに覗いた靴売り場。

大きさがぴったりのものがありません。
私は足も出来が悪いのです。

あれこれ出して履かせてくれますが、どれも駄目。

もしかするとそんな客に店員がいらっとしたか。

私は何度も「すみませんねえ。足がヘンで」
と謝りました。

私「これの0.5CMだけ小さいサイズは」
はいと言って引っ込んだお兄ちゃん、しばらくして
「申し訳ございません。在庫が無いようで。
 取り寄せましょうか」

冷やかしただけでは申し訳ないので、買わなきゃいけんか
と思いつつお願いしました。

数日して女性から電話。
「メーカーに確認したら在庫がありました。
 商品が届き次第また電話さしあげます」

で、待つといつまでたっても電話が来ない。
まあ何かの都合で一緒に入荷なんだろう、と思いました。

2週間ほどして、男の人から電話。
「メーカーに在庫がない」

どういうこと、その確認に2週間かかるの?

なんだかトンチンカンな詫びを言いますが
どうも怪しい。

注文をしていなかったのでは。

「○センチが届いた時、おかしいと思ったんですが」
嘘だね、そんなミスありえない。

でもこちらも、嘘だと文句は言えません。
ビンボウタレはそれらしく百貨店などに入らぬことです。

ずいぶん見下されているんだろうなあ。
「け、お前なんか似合わない、売るもんは無え」でしょうね。

山頭火=77

2015-09-21 09:52:53 | 句など
山『この水あの水天龍となる水音』
「この水も天竜川へあの水も」

山『お墓したしくお酒をそゝぐ』
「やつと来た墓に酒かけ独り言つ」

山『山ふかくして白い花』
「白き花山深くして其処此処に」

山『酒飲めば涙ながるゝおろかな秋ぞ』
「酒飲めば涙流るる秋ふかし」

奇跡のラグビー

2015-09-20 17:17:06 | 塾あれこれ
私が生きている間にこんな奇跡が
おころうとは、つゆ思っていませんでした。

ラグビーのファンではない私でも「おめでとう」

劇的な展開でしたね。


ラグビーってやつは、イングランド、フランス
南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド
これだけの国しかやっていない・・・叱られるか。

日本も力はついたと言われながら、勝てませんでした。
体がちがうよね。


しかし、やればできるんだ。

森なんて怪しげな政治家が大きな顔するんでしょうね。


ラグビーに先を越されたサッカー。

サッカーもやればできるんだ、がほしいものです。

指導者が大切ですよね。

ふところの深さ

2015-09-20 14:06:57 | 塾あれこれ
ヨーロッパと日本、ベースが違うから
本当は比べられません。

年収をドル換算でいくら、は確かに一つの数字です。

ヨーロッパは年収や貯蓄の「数字」には表わせない
奥深さがあります。

せこいマンションに住んで貯蓄が5万ドル、の日本と
先祖から住む家の奥深く、貯蓄が1万ドルの欧州

どちらが良いか、などは愚問ですが
どちらが懐が深いか、は考えてもよいでしょう。

先祖からのスーツを着る社会は、毎年ユニクロを
買い換える社会には数字としては勝てません。
しかしどちらがより人間的か。

たとえば、食糧自給率。
欧州は日本に比べはるかに良い数字です。

エネルギー事情だって随分違う
社会保障がしっかりしていれば、貯蓄は少なくて済みます。

米国への依存度も違う。

一人当たりどれほどの緑があるか。
日本は山地は広いですけれどね。


街の人は米作りなどせず、買い物で済ませます。年収大
農家の人は年収は少ないけれど米は自給します。年収少

貯金がいくらあるか、を単純に比べてリッチさを比較する
わけにはいかないでしょう。

シリアの難民をドイツは大量に引き受けます。
日本でそういうことが可能でしょうか。

日本は遠いから、と他人事にしてて良いのでしょうか。

もし東アジアで難民が大量に発生したら
もう、考えて、手を打ち始める時期ですね。

文化の軋轢が強く出るであろうことも、
日本人も変わらなければなりません。

どういう人を受け入れるか
受け入れ態勢をどう整えるか
我々はどう変わるべきか

山頭火=76

2015-09-20 10:11:25 | 句など
昭和15年になって行きます。

山『うまれた家はあとかたもないほうたる』
井 昔は家に格がありました。ここで生まれたなんて感慨は
  現代では薄いのではないでしょうか。どこも同じで。

山『柳ちるもとの乞食になつて歩く』
井 「柳ちるもとの乞食になりもどる」

山『木の芽草の芽やこれからである』
井 「ものみなが芽吹く季節にまた生きる」

山『春の山からころころ石ころ』
井 駄句
  「わが足が落石おとす人の路」

山頭火=75

2015-09-19 09:56:32 | 句など
山『へそが汗ためてゐる』
井 昔は夏によく死者がでましたね、暑い。

山『水底太陽のかがやいて水すまし』
井 「水底に太陽光る水すまし」

山『街はおまつりお骨となつて帰られたか』
井 お祭りにでもしなきゃ耐えられないのです

山『飛んでいつぴき赤蛙』
井 駄句

尾道ランチ

2015-09-18 20:43:33 | 食べる
少し早いですが彼岸の墓参りに行ってきました。

『嚇々と土手を染めたる彼岸花』

故郷というものは不思議な力があります。
安心できるのですね。

今は尾道には墓以外、何もユカリがありません。
ささっとお参りをしたらそれで終わり。

観光客のようにお店をぶらぶらしてすぐ帰路、
夜は仕事ですから。


ランチは尾道で戴きました。

「笑空」は10月初めまで休業。
「あかとら」は一杯
「水庵」は遠いし

観光地には、観光客が押し寄せる店と地元の人の
店と、二種類ありますね。

地元の人が行きそうな店に行ってみました。(再訪です)
12時前、私たち二人でカウンターがちょうど一杯。

コストパフォーマンスが良いのです。

刺盛、茶碗蒸し、揚げだし豆腐、サラダ、味噌汁
ほか、小鉢が3種。
ジャスト千円。

特に出汁が良いのが気にいりました。
味の素でも沢山振りかけたようなエゲツナイ料理の
多い昨今、珍しく「まとも」です。

ただ、料理が供されるのに時間が掛かります。
でもそのほうが観光客が押し寄せないでよいですかね。

『楽』という店です。


尾道というとラーメン
中でも「朱華園」はいつ行っても店の前に列ができてる。
観光客に人気がありそうです。

でもね、私は美味いと思いません。

観光客が間違えて、私が正しいのか
私が間違えて、観光客が正しいのか

折角、尾道に来たんだから、美味い物を召しあがって下さい。

安保安倍法制

2015-09-18 20:05:28 | 塾あれこれ
安保法制も最後を迎えようとしています。

国会のドタバタは何なんでしょうね。
与党野党の双方に責任があると思いますが
いずれも、相手の非を際立たせようと言うだけの
情けない発想です。

私は現在政権側に余計きつい眼差しを送っていますが
野党の側もけっして誉められるものではありません。

次回の総選挙では野党の立て直し=再編、がないと
結果、安倍政治を肯定するようなことになりかねません。

民主党はそれほどまでに駄目になっていますね。

よって野党再編で立て直さなければならず、
解党的な取組が必要でしょう。


それにしても、数のごり押し。
これは民主主義ではありません。

アジア的民主主義テイストのハリボテですね。

政府や官僚に一切を任す、なんてファッショです。

選挙、国会、議会政治、法治国家、憲法。。。
何のためにあるというのでしょうか。

民主主義先進国からは、中国も韓国も日本も、
どれも同じように見えるでしょうね。
悲しい現状です。


もちろんこれからも声を上げて行かねばなりません。
どんなに弱弱しく見えようとも。

軍隊のクーデターをふせぐものは国民の声のみです。

腐った政治家や官僚には力はないのです。


国際政治的に見て、東アジアは緊張が増している、
という見方は、どうなんでしょう。

核の笠などと同じように、政治家が煽るからそう見える
・・そんな面が強いでしょう。

アメリカが自分の負担を背負いきれないから
煽って日本を組み込もうとしているのですね。

イラクでもアフガンでも、パンドラの函を開けちゃった。
米軍は戦力を誇示できる分だけ、間違えてしまうのです。


今回の安倍法制、いや安保法制は、大きく言うと
ファッショへの一里塚です。
暗い時代がやってきます。

急激に落ち込んで行かないよう、無力に見えても
声を上げ続けるしかありませんね。

山頭火=74

2015-09-18 08:23:15 | 句など
山『ずんぶり濡れてけふも旅ゆく』
井 「ずんぶりと濡れて旅ゆく今日もまた」

山『これが最後の日本の御飯を食べてゐる、汗』
井 「出征の最後の飯に汗ながし」

山『ぽろぽろ流れる汗が白い函に』
井 「ぽろぽろと汗流れ落つ白き函」

山『水車まはる泣くやうな声だして』
井 「泣くやうな水車の音が村を打つ」