梅干をつける

2008-06-11 11:06:43 | 食べる

この時期梅干をつけるのがささやかな楽しみです。
2~3kgですから簡単です。

初めて意識したのは辰巳浜子さんの『料理歳時記』
昭和52年の中公文庫でした。定価280円。

実際に漬け始めたのは結婚したあとです。
もう十年くらいになりますか。
難しそうと思っていたけれど、やってみれば何とか
なるものです。

また辰巳さん(今TVでは娘の芳子さんが活躍)は
立派なレシピですが、少々手抜きもできるようです。
失敗するとモッタイナイので大胆な手抜きに挑戦は
できませんけれども。


昨年8.4に塩分の話を書いています。
そこでは梅に対し塩20%とキリのよい数字を書き
ましたが実際には梅の重さの18%でやっています。

辰巳さんは1.2kgの梅に塩カップ2杯半と書いて
おられます。
梅と塩を交互にカメに入れて漬けられます。

私は少量ですから梅を一粒ずつ焼酎で洗い
すぐに塩をまぶして写真のようにします。
他にもビニル袋で振るとか色々方法はあるようです。

実は過去に一度失敗しました。、
その時、新しく買ったカメの殺菌が不十分だったか
カビを生やしてしまいました。
それ以来壜やその他の焼酎殺菌を丁寧にしています。
多分注意点はそれだけで、あとはかなり楽です。


塩分の多い、酸っぱ~い昔ながらの梅干ですが
食べる量が少なくて済みますから結局減塩でしょう。

現在市販されている減塩や味付けの梅干はまず殆ど
通常の塩分で漬け、その後で塩抜きするのです。
水にさらすのですから味も抜けます。

そこで色々な味を添加するのですね。
鰹節をつくるときの「工場廃液」(←きついか)を
加えるような話を聞いたことがあります。
他にも甘味を加えるとかetc
それで加工梅干には手を出す気になれません。
美味しいと思えないし。
梅は中国産だろうし。


梅に塩をまぶし重石をすると4,5日で水が上がって
きます。
重石を取って、極端に言うともう出来上がりです。

通常はこのあと、紫蘇を加え、土用干しをし、ですが
それをしなくても食べられないことはないようです。

案外たくさん梅酢がとれます。
それにショウガ、ミョウガ、その他をつけても美味。
料理に使うもよし、です。

ウドンのつゆに少量いれるのもグーですねえ。