企業はインフレ傾向を歓迎しますから
現在の政府も右へならえ、となっています。
(タテマエは別のことをおっしゃる)
企業活動が良くないなどとは思いませんし、
多少の物価上昇は経済上やむをえないとも
思います。
けれどもインフレは困ります。
○
年に10%価格が上がるとします。
年収300万の消費者物価指数ではそうなりそうです。
これが7年続けば物価はほぼ2倍になります。
(以前、書きました)
物価が上昇する世の中なら金利も上がるでしょう。
5%という現在では考えられない金利で計算します。
1000万の預金(郵貯いっぱいじゃ)これに5%の
高金利がついて7年でどうなるか。
およそ40%の利子となります。
1000万預けていたら1400万!!(郵貯に置けない・・)
でも、物価が倍ですから貨幣価値が半分になり実質は
700万の値打ちしかなくなります。
1000万の価財産が3割目減りしてしまいました。
もう7年でまた半分=350万。
貯金がもし1000万あっても14年抱えていれば三分の一
の価値に減ってしまうのです。
価値の三分の二は誰かが「奪った」
現在60歳の人で1000万の蓄えがあり使わないで大切に
5%の高利で「運用」していても後期高齢者になる
前にそのお金を三分の二も奪われるのです。
だからインフレは良くない!
◎
企業が元気になっていけば、いずれ人々に富が
回ってくるという考えも成り立つでしょう。
戦争直後の日本の経済政策がそうでした。
アメリカ式の社会はそうでしょう。
中国も改革開放経済でそうしました。
先にリッチになれるものがそうなればよい、と。
たしかに経済は発展していますね。
もしかしてこれしか方法が無いのかもしれません。
ただし格差が大きくなる欠点があります。
社会がギスギスしますよね。
それを政治がどれほどカバーできるか、ここが大切。
○
インフレは政府が起こすものではない、とウソブイて
対策をとらねば(未必の故意)といえるでしょう。
国際的なインフレを待ってましたとばかり歓迎する
政府の姿勢が見えていますね。
これでは富のかたよりを調整する政策はごく最低限
のところに留まるに違いありません。
さらにインフレそのものを押さえようとする気が
あるのかどうか。
財政赤字に苦しむ政府にとってはインフレが最良の
クスリになります。
上記の逆で十数年待っていれば借金が三分の一に
自動的に減ってしまうのですから。
いったん悪性のインフレになるとそこからの脱却は
大変に難しいのです。
しかも現在予想されているのは世界的な規模のもの
です。各国が協調して対応できるか?
とても難しいことでしょう。
今のうちに各国に呼びかけることを日本がするべき
です。
借金がへると喜んでいるのはおかしいのです。
なぜならインフレは物を持たざる者が損をするから
です。
塾のオッサンでも分かることがナゼできないのだろう?
私、間違っていないと思うのですが・・
現在の政府も右へならえ、となっています。
(タテマエは別のことをおっしゃる)
企業活動が良くないなどとは思いませんし、
多少の物価上昇は経済上やむをえないとも
思います。
けれどもインフレは困ります。
○
年に10%価格が上がるとします。
年収300万の消費者物価指数ではそうなりそうです。
これが7年続けば物価はほぼ2倍になります。
(以前、書きました)
物価が上昇する世の中なら金利も上がるでしょう。
5%という現在では考えられない金利で計算します。
1000万の預金(郵貯いっぱいじゃ)これに5%の
高金利がついて7年でどうなるか。
およそ40%の利子となります。
1000万預けていたら1400万!!(郵貯に置けない・・)
でも、物価が倍ですから貨幣価値が半分になり実質は
700万の値打ちしかなくなります。
1000万の価財産が3割目減りしてしまいました。
もう7年でまた半分=350万。
貯金がもし1000万あっても14年抱えていれば三分の一
の価値に減ってしまうのです。
価値の三分の二は誰かが「奪った」
現在60歳の人で1000万の蓄えがあり使わないで大切に
5%の高利で「運用」していても後期高齢者になる
前にそのお金を三分の二も奪われるのです。
だからインフレは良くない!
◎
企業が元気になっていけば、いずれ人々に富が
回ってくるという考えも成り立つでしょう。
戦争直後の日本の経済政策がそうでした。
アメリカ式の社会はそうでしょう。
中国も改革開放経済でそうしました。
先にリッチになれるものがそうなればよい、と。
たしかに経済は発展していますね。
もしかしてこれしか方法が無いのかもしれません。
ただし格差が大きくなる欠点があります。
社会がギスギスしますよね。
それを政治がどれほどカバーできるか、ここが大切。
○
インフレは政府が起こすものではない、とウソブイて
対策をとらねば(未必の故意)といえるでしょう。
国際的なインフレを待ってましたとばかり歓迎する
政府の姿勢が見えていますね。
これでは富のかたよりを調整する政策はごく最低限
のところに留まるに違いありません。
さらにインフレそのものを押さえようとする気が
あるのかどうか。
財政赤字に苦しむ政府にとってはインフレが最良の
クスリになります。
上記の逆で十数年待っていれば借金が三分の一に
自動的に減ってしまうのですから。
いったん悪性のインフレになるとそこからの脱却は
大変に難しいのです。
しかも現在予想されているのは世界的な規模のもの
です。各国が協調して対応できるか?
とても難しいことでしょう。
今のうちに各国に呼びかけることを日本がするべき
です。
借金がへると喜んでいるのはおかしいのです。
なぜならインフレは物を持たざる者が損をするから
です。
塾のオッサンでも分かることがナゼできないのだろう?
私、間違っていないと思うのですが・・