『冴子の母娘草』

2008-06-07 10:42:11 | 塾あれこれ

氷室冴子さんが亡くなられた。
『じゃぱねすく』も楽しかったし好きな作家でした。

オジサンが告白するのはちょっと、かなあ。

『冴子の母娘草』というエッセイ本があります。
1993集英社刊
帯には「涙と笑いの超カゲキ母娘デスマッチ」

感動本でもあります。

他の作品同様、日本中の人に読んで欲しいものです。

ず~っと本棚の中央に置いてあります。

未読の方、ぜひお勧めします。
(冒頭から泣いちゃうよ)

それにしても、さみしいね。

インフレが来た

2008-06-07 10:09:30 | 塾あれこれ
何度も書いたインフレ話です。

ついにインフレが始まったような気がします。

昨年8月、9月に何回か書いておりますがそのときは
まだ少し先の話と思っていました。
意外に早い物価上昇です。
と、書くこと自体、甘さを白状していることになるの
ですけれども仕方ありません。

投機筋による値の釣り上げで一時的なものであれば
宜しいのですが、どうもそうでは無いようです。
価格上昇の悪循環になるかと恐れます。


鉄や金属、石炭、石油など基本的な財やエネルギー
それに食料と、これら値上がりすれば次々と波及して
ゆくものばかりが異常に値上がりしているのです。

さらに世界をとりまく問題は深刻さを減じません。

温暖化など地球環境、人口増加、政治対立、宗教摩擦
右傾化する各国心理などなど。

長年続いたドルの垂れ流しから世界的な金余りがおき
それが投機を呼ぶのですが、上記の政治的社会的混乱
がストッパーを外してしまった感があります。

諸問題を解決するどころか取り組み姿勢すらあやしい
各国の状況は、アメリカ大統領のレイムダック状態を
スパイスにして混沌の窮みと見えます。


現在は物価高が日本に波及してきたのですが、
次は食料問題、これが危ないと思います。

日本は金があるから大丈夫ですって・・?
とんでもない。
いざ深刻になれば金はいくらあっても足りません。
国内での配分の問題もおきます。

想像したくない話ですね。


食糧問題はおいておきましょう。

インフレです。

つい先日、NHKニュースで太田担当大臣が物価
などの動向は未だデフレ解決を見ない日本では・・
とインフレを嘆く貧乏人を逆なでするような発言
をしていました。
お上は何を大切と考えるか、よく分かる話ですね。


もともと、企業は適度なインフレを望んでいます。
困るのは年金生活者や社会的弱者。

私たちは企業も経済弱者も共に大切にする経済を
考えるべきではないでしょうか。

今回、外国からやってきたインフレを政府がいかに
有難いと思っているか、次回申し上げます。

(昨年8月21,23,27,28,29 9月18,26など参照下さい)