製品C57の話題

2013-01-18 | 鉄道模型
昨日、重量が軽く仕上がった【北斗星】について、C57単機で25‰勾配上がれるかどうか試してみました。


大して速度も変わらず順調に登坂するC575。


全く空転もなく楽々登りきりました。


この機関車C575はIMONのサウンド搭載機でアナログ運転でもサウンドは出ます。

ただし逆転スイッチで汽笛が鳴ることはありません。

予想以上の北斗星の軽さとC57の牽引力にびっくりしました。 また推進運転での平坦線への帰りも全く問題無く、転がりの良さが脱線対策として如何に重要かが再認識されました。


(どうでも良いサンプルなのですが)C57151のボイラー上面です。


C574のボイラー上面です。

これらのボイラーはキットの中に入って居る同一のボイラーで、C57の共通項的な最低限のボイラーカバー継ぎ目やリベットを表現しています。


これらのボイラーは


C57135[岩]、C5757[岩]、C579[宮]のボイラーです。

(順番は忘れました・・・)(クリックで拡大して比較してみて下さい)

写真資料や実物など判って居る限りの資料を調べてボイラーカバー継ぎ目とリベットを全部表現しています。

一番奥の一台は煙室後端の大きなリベットが千鳥になって居らず1列です。

(原形は沈頭鋲だったので見えなかった様です) 

特定番号機の完成品の方がフェニックス組立の特製品よりボイラーカバー継ぎ目の表現では遙かに賑やかになってしまっています。

その差に気が付いて、他のキットはどうなっているのか調べてみたところ、C57密閉キャブはC5757のボイラーを使って居ました。
最低限の継ぎ目とリベットにしているのはC57キット(と、おそらくC11キット)だと思います。

今後は「標準として相応しく」て「美しい位置に継ぎ目とリベットが来る」番号のボイラーと同じ「継ぎ目&リベット」をキットのボイラーにしていこうと言うことになりました。







16番(J)1527レ〔大_雪〕崩れ_続き

2013-01-17 | 鉄道模型
〔大 雪〕崩れの続き・・・ようやく旅客車に入ります。


①オハネフ12です。 ケーディー#5が使われています。


すんなり付きます。 通路側です。


反対サイド;寝台側。


左③オロハネ10と右②スハネ16の連結状態です。 引張った状態です。


両側から押し込んだ状態です。 ケーディーは前後方向のガタが大きいので結構大きな差が有ります。

(IMONカプラーの場合、貨車で発車の衝撃音‘ガチャガチャガチャガチャ・・・!’を表現したいがためにダイキャスト製とし、更にわざと多少のガタを取ってありますが、ガタはケーディーと比べれば半分から1/3位かもしれません)


②スハネ16をHO-205に付け替えた姿。


②スハネ16 通路側


反対サイド;寝台側


こんな感じです。 半分下がったブラインドは#2000程度のサンドペーパーです。


ケーディーとIMONカプラーの連結状態・・・・・軽く当てれば自動連結します。

ケーディーは上下方向のガタが大きいので全部のカプラーのヘッドが下がって居ます。 IMONカプラーはガタが小さいのでヘッドが殆ど下がりません。


③オロハネ10のケーディー 少しカプラーが出っぱりすぎているように思います。


③オロハネ10 ケーディー#5ですがやはり出っ張った位置に見えます。


IMON、HO-205に交換しましたが見た事がないほど出っ張っているようです。


IMONカプラー同士連結させていますが連結時妻面間が開き過ぎます。


単体で見るとそんなに違和感無いのですが・・・

IMONカプラーHO-203が発売されていればそれに交換で済むような気がしますが、残念ながらまだ無いのでHO-101を使います。


HO-101はケーディー#711相当で1.4mmビスを使います。 ですので2mmのネジ穴を単なる穴として使いナットで留めます。


分解してみました。 15年振りに見る景色です。


大きなブリッジダイオードから「エンドウのパネルライト+砲弾形白色LED+500μFのコンデンサー」2組に繋げてあります。

室内装置に開けられた穴は台車取付ナットの「逃げ」です。


予定通りの作業をしました。


断線させてしまいましたので補修します。 実はもう一カ所断線させていた事が後で判明しました。

ついでにリード線押さえテープは糊がべたつくのでメンディングテープに貼り直します。


この状態で上下合体させます。 糊が落ちなくてグ-ゴーンを使ったら殆ど揮発しないのでこんな有様です。


こんな感じになりました。

連結器の位置が外側にずれてしまうのはこのオロハネ10だけでした。 (近年のフジモデル製品では改良されているかもしれません)


見た感じです。

HO-101のヘッドはHO-205と同じ大きさです。 現在のHO-101のヘッド先端の形は105~209の先端形状と違います。

自動連結よりも外観を重視した形状です。

(実はHO-301、401はその中間の形状です)

どちらの形状でも黒染→メッキ変更後または鉛筆塗りを終えていれば全くストレス無く自動連結可能です。


左③オロハネ10と右②スハネ16の連結前の状態です。


連結しました。

車間距離は良い感じになってきたと思います。


④スロ54も付け替えました。


こんな感じになりました。

実はこの状態は「壊れている」状態です。 しかし修理は間に合わないので運転会に持って行くのはこのまま、後で修理します。


左⑥スハ45と右⑤スハ45のケーディーによる連結状態です。

引いた状態と押した状態の中間で撮影したつもりです。


⑤号車のケーディー、私の定番#8と#16の混血児が付けられています。


HO-205に付け替えた状態です。


⑤号車スハ45の屋根の汚れに色差しします。 レッドブラウン+XF1を薄めたモノです。


ありゃっ! ちょっと薄めすぎたかもしれません。 どんどん染みてしまいます。


⑥号車のケーディーは私の標準ではなく#8のカプラーポケットをカッターで削ったモノが付けられています。

フジモデル客車にエコーの胴受けを付けた場合は通常この加工が使われるはずです。

マッハの修理台、木製部分に載ってIMONカプラーHO-205と向き合っている正面が私の標準品#8#16混血で、その上が#8加工品です。

混血児で全部を賄えないのは蒸機テンダーの方が使用数が少ないからです。


左⑥号車、右⑤号車です。


逆側から見た同じ連結部分です。 ですから左⑤号車、右⑥号車です。

あとは作業の繰り返しですので省略しますが、こんな具合に連結器の交換をしました。


湘南鉄道模型クラブのレイアウトをC58395に牽かれてしずしずと走る1527レ。

実は蒸機の不調が一番怖かったので4両持っていったのですが、私の馴染み‘一番’と言うべき(撮影していてよく来た!)395がしっかり仕業をこなしてくれたので「よかったよかった」だったのです。

後日;

まずはオロハネの断線・・・直ぐ発見できて修理しました。


スロ54の修理です。

内側の窓枠に見せている車体と同色に塗った1.5mm帯板が接着剤の劣化で取れていましたので貼り直します。


白色LED用のコンデンサーとブリッジダイオードはこの部分に纏めてありました。(←私がやったのですが忘却の彼方です)

実は当初電球でパネルライトを作りながら編成を仕上げていったのですが、途中で白色LEDが手に入るようになり、①~④号車だけ採用したのです。

本当は編成全車白色が正しいのかもしれませんがまさに過渡期だったから2色になったという事でよしとしました。


無事に内側窓枠が付きました。 内側が綺麗に上がっている・・・(綺麗すぎでちょっと恥ずかしいですが)・・・と言うことは『夏』だと言うことです。

ところで、所属標記「札サウ」が付いていないですね。

考えられる理由は④号車スロ54が最終落成車で「札サウ」を使い果たして手に入らなかったのでしょう。

当時はちゃんと付くインレタはあまりなかったですから・・・


ところがどっこい、今はIMONの1/80のインレタが有ります。 (HOとJ両方作っています)


いつも通りの仮押さえ作戦で手堅く転写しました。


スロ54も健康になりました。

ところで、この椅子のカバーはリキッドペーパー(修正液)です。

現在のIMON製品はマスキングして吹付け塗装ですが仕上がりで大差ないの改めてびっくりしました。








16番(J)1527レ〔大_雪〕崩れ

2013-01-16 | 鉄道模型
せっかく湘南鉄道模型クラブの新春運転会に呼んで頂いたのに何も持って行かないのではつまらないので〔大 雪〕崩れ1527列車を持っていく事にしました。

数年前にノーブルジョーカーの運転会に、その少し前には関東合運で三田会のレイアウト上に持ち込んでいます。


私がこうした出撃記録をどの程度「忘れて行く」のか判りませんが、憶えやすいようにワンパターンで持ち出した方が無難だろうと考えたわけです。

編成として仕上げた順番としては〔日南3号〕~〔大雪〕崩れ~〔ニセコ〕の順番だった事は多分死ぬまで忘れないと思います。

(戦前の編成群や30年代編成などとどちらが先だったかは忘れました・・・【士 富】の後【櫻】だったことは憶えていますが)

箱に入った状態の1527レ

ハザとロザは天賞堂の椅子、ハネとロネはTOMIXの室内装置を組み込んであります。

屋根;キャンバス貼りの表現はルーフィングサンドです。

HO-205のお徳用10ペアを全部取り出して分類します。

組み立てました。

HO-205はケーディー#5、#8に相当する長さです。

ヘッドの大きさが小さくなった分だけ連結妻面間が縮まります。

ナックルヘッド先端にマッハ・シールプライマーを筆塗りして半乾きでレッドブラウンを塗り、マスキングテープ上に並べました。

      奥;使用前  手前;使用後

ここで大変な事が判明しました。

私はHO-205発売直後に10ペア3箱位買っていたのですが、現在は改良されているのだそうです。

黒染→メッキに仕上げが変更されているのです。

理由は、黒染は滑りが悪く自動連結が渋いのだそうです。 (私は黒染しか知りませんでした)

対策は鉛筆で擦るしかないそうです。

と言うわけで、全部再分解して鉛筆仕上げを行いました。

場所によって鉛筆とシャープペンを使い分けて補修し組立終了、ずらっと並べました。

これで塗装が出来ます。

でも塗装は、蒸機の黒を吹く時についでに吹く事になっています。

既に黒を吹き終わったHO-205(取付待ち)が23個どかどかと出て参りました。

(料理番組みたいですね・・・工程が終わったモノがさっと出てくるなんて)

コレも全て分解して鉛筆仕上げをします。

ナックル先端は錆色にするのが井門の標準ですが、鉛筆を塗ってあると自動連結が超快適です。

今後は蒸機前部カプラー以外は機能を優先する(鉛筆塗りにする)事に致します。

黒メッキになった現在の製品は塗装も鉛筆も不要で断然「楽」です。

スユニのカプラーを交換します。

この車両のようにエコーの胴受けが使われたフジモデル製品の場合、取り付け可能なケーディーカプラーはありません。

   → 「付いているじゃないか!」

これは#16のポケットに#8のシャンクが入って居るケーディーなのです。

井門はたくさんの#16と#8(同数)を買ってきて、ポケットを全て入れ換えて使うのです。

「#8のポケット+#16シャンク」は主に蒸機のテンダーに使います。

蒸機の指定は#16ですが、当然#16よりも遙かに具合が良いカプラーになります。

#16ポケット+#8シャンクは客車用です。 HO-205と並べて見ます。


ところでケーディーは「シャンク」という言葉を使います。 ヘッドの付いた腕の事です。

IMONカプラーに於いては「シャンク」を使わず単に「ヘッド」と呼ぶことにします。

理由①; 自連ヘッドは手の形をしているからアーム(腕)の方が普通でしょう。

理由②; シャンクは嫌です。
   英語の意味; 脛 (膝から下の事らしいです)
  日本語の意味; シャフト部分がボールに当ってとんでもない方向へ飛んでしまうゴルフの失敗ショットの事

日本語の意味としての「シャンク」が有る以上ヘッドが真っ直ぐ付いているものもシャンクと呼ぶのは違和感有りすぎます。

わざわざ物事を変えて呼ぶのは嫌いですが、限界を超える違和感で我慢できません。



ぴったりと思っていたらHO-205のポケット上側をカッターで切り落とさなくてはならない場面が発生しました。

フジモデルベース+エコーの胴受使用の客車の場合、カッターが必要な確率は50%です。

使用前

使用後

使用前 ケーディーの欠点;パーティングラインが中央にあって傾斜があり、不随意解放に繋がりやすい事がよく判ると思います。

使用後 IMONカプラーは1/80(J)でも具合が良い大きさです。

ナックル部分にはパーティングラインが無い事とHO用ケーディー(3.5~4㎜)より上下方向に大きい(4.2mm)事によって不随意解放を圧倒的に減らしています。

(上下方向にガタが無い事もとても効果的だと思われます)

下から見たHO-205取付車両 これは2両目のマニ60の様です。 HO-205がカッターで削ること無く取り付けられました。

車輪を外して磨きます。 綺麗に黒染してありますが踏面はすっかり剥げてニッケル色です。

おやっ・・・プレート車輪ですね。 ケチってスポークにしていないのですね。

次はスポーク化しなければいけないでしょうか。






創業祭!本日まで

2013-01-15 | 鉄道模型
横浜店から写真を送って頂きましたので紹介致します。


ジュエリー井門からのお手伝い大塚さんです。 (カメラマンは杉浦君?・・・・正解は富田君でした)

大塚さんは普段はジュエリー井門武蔵小山店に居ます。

大塚さん入社時、最初の配属は渋谷店でした・・・ジュエリー井門渋谷店です。

ジュエリー井門渋谷店はインテリア井門渋谷店1階を全部改装して100坪の巨大店舗にしていたのです。 当時インテリア井門は渋谷だけが事業所で私は社長でしたので印象的です。


古のインテリア井門創業祭のチラシです。

写っているのは社員ですが、何故か渋谷店ではなく(株)大丸百貨店(現井門エンタープライズ)の社員が多数使われています。

社員はよく登場して貰っていましたので出演役は持ち回りだったと思います。

インテリア井門の創業祭は3月でした。



ジュエリー井門渋谷店開店時のパンフレットです。

当時はデジカメではないので写真は少なく、デジタル化もされていませんので不便ですね。



ジュエリー井門は現在4店舗+1店舗(大井町、武蔵小山、川崎、鶴見+蒲田←此処だけ名称が「ジパング」です)

モデルスIMONのポイントカードがそのまま完全に使えます。 リーズナブルプライス(転換がプラ椅子になってしまうのが笑えました)に自信がありますので是非一度覗いてみて下さい。




湘南鉄道模型クラブ新春運転会

2013-01-14 | 鉄道模型
湘南鉄道模型クラブの新春運転会に誘われ行って参りました。


横浜16:49発同士の同時発車です。

4150Y(宇都宮14:37発~逗子17:22着)
と329M(東京16:22発~沼津18:41着)


見事な併走です。 シャッター速度優先にして1/13秒です。


運転会場に到着しました。 室内灯を見るために明かりを落とした状態です。 湘南鉄道模型クラブのメンバーに加えてTHO、相模大野、とな会、JORCやエリエイから大勢の来客が有り大盛況です。


品川駅崎陽軒スタンドで仕入れたシウマイを差し入れました。


たいやきをいただきました。 形はたいやきですがお好み焼きです。 美味しかったです。

すでに大宴会状態なのです。


越後要介さんのEF18は着実に進捗しています。

パンタグラフが出来上がって搭載されました。


クリックして拡大して見てください。 舟支え装置です。 集電舟の水平を保ちます。

パンタグラフの工作全体も見えます。


パンタグラフ台枠内にも水平を保つスタビライザーが仕込まれています。


バネの取り付け方にご注目です。 


人数がだいぶ少なくなった状態です。


今年の合運全体での競作テーマが急行〔雲 仙〕〔西 海〕、森岡さんの車体が見えます。


加藤おやびんも元気です。


人も減ってきてレイアウト上の車両も減ってきています。


部屋の明かりを減じて583系快走中。


151系もEF61を従えて。


私が持ち込んだC58395牽引1527レ〔大 雪〕崩れも走らせていただきました。


分別されたごみ。


最終(23:43)ひとつ前で帰ります。


散々楽しませていただきました。

感謝感謝です。