せっかく湘南鉄道模型クラブの新春運転会に呼んで頂いたのに何も持って行かないのではつまらないので〔大 雪〕崩れ1527列車を持っていく事にしました。
数年前にノーブルジョーカーの運転会に、その少し前には関東合運で三田会のレイアウト上に持ち込んでいます。
私がこうした出撃記録をどの程度「忘れて行く」のか判りませんが、憶えやすいようにワンパターンで持ち出した方が無難だろうと考えたわけです。
編成として仕上げた順番としては〔日南3号〕~〔大雪〕崩れ~〔ニセコ〕の順番だった事は多分死ぬまで忘れないと思います。
(戦前の編成群や30年代編成などとどちらが先だったかは忘れました・・・【士 富】の後【櫻】だったことは憶えていますが)
箱に入った状態の1527レ
ハザとロザは天賞堂の椅子、ハネとロネはTOMIXの室内装置を組み込んであります。
屋根;キャンバス貼りの表現はルーフィングサンドです。
HO-205のお徳用10ペアを全部取り出して分類します。
組み立てました。
HO-205はケーディー#5、#8に相当する長さです。
ヘッドの大きさが小さくなった分だけ連結妻面間が縮まります。
ナックルヘッド先端にマッハ・シールプライマーを筆塗りして半乾きでレッドブラウンを塗り、マスキングテープ上に並べました。
奥;使用前 手前;使用後
ここで大変な事が判明しました。
私はHO-205発売直後に10ペア3箱位買っていたのですが、現在は改良されているのだそうです。
黒染→メッキに仕上げが変更されているのです。
理由は、黒染は滑りが悪く自動連結が渋いのだそうです。 (私は黒染しか知りませんでした)
対策は鉛筆で擦るしかないそうです。
と言うわけで、全部再分解して鉛筆仕上げを行いました。
場所によって鉛筆とシャープペンを使い分けて補修し組立終了、ずらっと並べました。
これで塗装が出来ます。
でも塗装は、蒸機の黒を吹く時についでに吹く事になっています。
既に黒を吹き終わったHO-205(取付待ち)が23個どかどかと出て参りました。
(料理番組みたいですね・・・工程が終わったモノがさっと出てくるなんて)
コレも全て分解して鉛筆仕上げをします。
ナックル先端は錆色にするのが井門の標準ですが、鉛筆を塗ってあると自動連結が超快適です。
今後は蒸機前部カプラー以外は機能を優先する(鉛筆塗りにする)事に致します。
黒メッキになった現在の製品は塗装も鉛筆も不要で断然「楽」です。
スユニのカプラーを交換します。
この車両のようにエコーの胴受けが使われたフジモデル製品の場合、取り付け可能なケーディーカプラーはありません。
→ 「付いているじゃないか!」
これは#16のポケットに#8のシャンクが入って居るケーディーなのです。
井門はたくさんの#16と#8(同数)を買ってきて、ポケットを全て入れ換えて使うのです。
「#8のポケット+#16シャンク」は主に蒸機のテンダーに使います。
蒸機の指定は#16ですが、当然#16よりも遙かに具合が良いカプラーになります。
#16ポケット+#8シャンクは客車用です。 HO-205と並べて見ます。
ところでケーディーは「シャンク」という言葉を使います。 ヘッドの付いた腕の事です。
IMONカプラーに於いては「シャンク」を使わず単に「ヘッド」と呼ぶことにします。
理由①; 自連ヘッドは手の形をしているからアーム(腕)の方が普通でしょう。
理由②; シャンクは嫌です。
英語の意味; 脛 (膝から下の事らしいです)
日本語の意味; シャフト部分がボールに当ってとんでもない方向へ飛んでしまうゴルフの失敗ショットの事
日本語の意味としての「シャンク」が有る以上ヘッドが真っ直ぐ付いているものもシャンクと呼ぶのは違和感有りすぎます。
わざわざ物事を変えて呼ぶのは嫌いですが、限界を超える違和感で我慢できません。
ぴったりと思っていたらHO-205のポケット上側をカッターで切り落とさなくてはならない場面が発生しました。
フジモデルベース+エコーの胴受使用の客車の場合、カッターが必要な確率は50%です。
使用前
使用後
使用前 ケーディーの欠点;パーティングラインが中央にあって傾斜があり、不随意解放に繋がりやすい事がよく判ると思います。
使用後 IMONカプラーは1/80(J)でも具合が良い大きさです。
ナックル部分にはパーティングラインが無い事とHO用ケーディー(3.5~4㎜)より上下方向に大きい(4.2mm)事によって不随意解放を圧倒的に減らしています。
(上下方向にガタが無い事もとても効果的だと思われます)
下から見たHO-205取付車両 これは2両目のマニ60の様です。 HO-205がカッターで削ること無く取り付けられました。
車輪を外して磨きます。 綺麗に黒染してありますが踏面はすっかり剥げてニッケル色です。
おやっ・・・プレート車輪ですね。 ケチってスポークにしていないのですね。
次はスポーク化しなければいけないでしょうか。