【北斗星】走行中

2013-01-02 | 鉄道模型
【北斗星】が1月1日元旦に発売されました。

‘夢列車【北斗星】!’

着工式1963年(昭和38年)2月11日から25年、国鉄民営化(1987年4月1日)から1年後の1988年(昭和63年)3月13日、青函トンネル(津軽海峡線)が開通し上野と札幌を結ぶ寝台特急【北斗星】の運転が始まりました。

【北斗星】は鉄道関係者やファンにとって“夢の列車”でした。 当初から24系25形客車の改造個室寝台車を様々に連結し、全車個室化列車も誕生させるなど豪華さでも“夢を実現させた列車”と呼ぶのに相応しい列車でした。 JR北海道編成とJR東日本編成が競い合う事も面白さを際立たせました。

先代豪華寝台列車【あさかぜ1号】の東京~博多は距離1,196.6km東京18:50→11:20博多(1970年)に対し、【北斗星】1,214.7km上野19:03→11:15札幌というのも妙に数字が近くて驚かされます。

運行開始からは1日3往復(うち1往復が臨時列車の時期もありました)が運行されていました。

2008年3月15日改正で北海道新幹線建設工事がはじまり、青函トンネルを含む津軽海峡線区間での夜間工事時間帯確保のため1往復のみの運行となり、それまで北海道編成と東日本編成に分かれていたものを半々にして合体させた編成となりました。
(2011年2月より2号車は開放B寝台車を充てるようになりました)

【北斗星】は食堂車を連結する国内唯一の定期列車で、走行距離は1,214.7km・・・・JRグループが運行する定期旅客列車として最長距離、臨時列車を含めても【トワイライトエクスプレス】(1,495.7km)に次ぎ2位です。 編成中のアクセント【北斗星】用の食堂車は「グランシャリオ」 (Grand Chariot、フランス語で"北斗七星")と呼ばれ、多くが交直両用特急電車サシ481の改造車ですが、この編成のスシ24 506はサシ489-12(1974/7/5日立製)の改造(新津工場1988/2/23)車です。



模型化された編成は2008年8月1日上野発下り【北斗星】の編成です。

実際に乗車し車内外を徹底的に撮影し、撮り漏らした部分は後日上野駅などで調査、撮影して再現した物です。
北海道新幹線工事開始により北海道/東日本編成合体後、個室寝台デュエットが開放B寝台車に置換えられるまでの約3年間に相当し、東北本線区間の牽引機がEF81からEF510に置換えられる時期の編成でもあります。


幌が繋がった状態に見せるシリコン幌です 連結器は“IS-K”通電カプラー 2種類のユニットクーラー

ブルートレイン時代後半を担った24系25形客車は個室寝台の時代へという激変の時代だったために様々な改造車を発生させました。 「国鉄末期~JR」は寝台特急に対しては全く冷淡でしたが‘夢列車’【北斗星】だけは例外です。 昭和40年のEF65P以来途絶えていた客車塗装に機関車塗装を合せる事(DD51、EF510-500)も行われました。


JR北海道個室の2~5号車は通路が暗めの電球色で、洗面所、デッキの蛍光灯の光がドアの窓を通して射し込んできています。


(ツインDX)は個室が電球色で右(ソロ)は蛍光灯色で、それぞれ通路に光が漏れてきています。

(編成は付け替えながら撮影しているようです)


食堂車は見せ場の一つです。


ツインデラックス


蛍光灯色のロイヤル


電球色のロイヤル

室内灯は特に夜行列車となれば重要です。 様々な経験やアイデアを結集させ、手間を惜しまず「見せたい=見たい」室内の作り込みを最高の形で見せられるように工夫したつもりです。 インテリアの色も実車の内装色をかなり細部まで再現しています。


編成両端のカニ24とオハネフ25の屋根は軽い汚しを掛けてあります。


カニの床下;
車端寄りのスイッチはDCC運転時の為のテールライト消灯スイッチ。
中央寄りのスイッチはバイブレーションモーターを利用した発電機サウンドをOFFにするスイッチ。


原宿店サウンドデモ用のC57101に牽引させて試走してみました。


編成全体を軽量に作ったのでC57単機で軽々牽けます。 山線(25‰)でも行けそうです。


更に暗くするとこんな雰囲気です。


編成には牽引機用のヘッドマークが付属していますので、試しに牽引機をC575にしてみました。

C6113の方が似合いそうですが、C61で牽いても誰も驚いてくれないかなと思いC575にしておきました。

(今日も原宿店で快走中かなと思います)

DD51(只今サウンド開発中)重連では山線でも確実に大丈夫です。