S219、S292 発売迫る

2010-06-10 | 鉄道模型
IMONシステムトラックの新製品、S219とS292の製品見本が出来てきました。
この姿で発売されます。


表から見た姿です。


裏から見た姿です。

S219、S292という名称は「ストレート」と「長さ」を表していますが、下図を見ればわかるようにS73同様正確な長さには端数が付いています。





S219×4+S292×4(箱付き)というセットを設定することも検討してみます。




飛べ飛べアゲハ

2010-06-10 | ノンジャンル
昨日も朝2匹の放蝶に立ち合いました。


先ずは手に止まらせます。(もちろんこの手は私の手ではありません)


「二匹同時」はなかなか困難です。


開けた窓から飛び出す寸前です。
よく見るとまだ幼虫の子が居ます。

順調に羽化ラッシュが続いています。



我が家に新しい柑橘の鉢植えが増えているのを先程発見しました・・・・




海龍 オハ61 続き

2010-06-08 | 鉄道模型

成形材の色はこの「ベークライト」のような色でした。

木目の内装を表現するために無塗装と言うだけで一色表現出来るから良いのですが、こんなに烈しい色にしなくても良かったのではないでしょうか。

海龍の問題と言うよりは作っている中国人の感覚の問題かもしれません。

デッキ内に覗く室内色もピンクがピンク過ぎます。
一番見えやすい部分だけでも無難な色に変えてしまうつもりです。


マスキング中です。

ベークライトブロックみたいで凄い色なので、一番目立つ椅子の背もたれと仕切りだけは「木」らしい色に塗る事にします。


塗れ上がった状態です。
色は「ウッドブラウン」です。
15年前に買ったもので、塗料が濃厚になって居るらしくぼてぼての塗料を荒っぽく噴出する凄いスプレーでした。 (長期使って居ないスプレーは止めた方が無難です!!反省!)

このウッドブラウンは「つや出し」です。
いつもの青モケット表現の「完全つや消し」とは両極端にしておきました。
(せっかく意識して差を付けても、所詮室内の事ですから見てもよく判りません)

右端はベージュ色(色の名前は別です、東急ハンズオリジナルスプレーだったような気がします。


マスキングを外していきます。
色々な色が溢れてちょっと「チンドン屋」風になってしまったかもしれません。


腰板が広く幕板が狭い様な気がする車体ですが、屋根のボリューム感のせいかなと思って塗り上がったキャンバス屋根を嵌めて確かめてみてみます。


ウッドブラウンに塗り上がった仕切りにポスターを掲出します。

彫刻されたポスターの位置が高いだけでなく、客室出入り口の扉の窓の位置もうんと高すぎるようです。


幌のフックと妻面貫通路内側にベージュ色を塗ります。

客車こそはチラリズムが大事な世界です。


少し妻面側にハミ出させて塗ったら、幌が物凄く薄い上に中央部が内側に反った状態になっていて「はみ出し」が幌の外に出てしまいます。

そこでハミ出させておいた部分のエナメル塗料をドライバーの先で「カリカリ、パリパリ」と剥ぎました。


幌を付けた状態です。


パネルライトはスハフ32と似ています。
屋根に固定するネジ穴から考えるともっと車端寄りにLEDを配置しないと端面寄りが真っ暗になってしまいます。


小さなアルミテープを此処に貼るだけで室内全体に光が回りやすくなると考えました。


① 数字に対してオハが大きすぎる
② 文字と文字の間隔が開きすぎ、特に「オ」と「ハ」と「6」の間
③ 文字が「平体」がかかっていませんか?
④ レタリングの位置が余りにも低すぎる

雨樋が「二段」状の表現です。
天賞堂スハフ32の雨樋は「五角形」状の表現にしていました。
製造が同じバックマンですが両極端に表現が別れています。


屋根の雰囲気はこんな風になりました。ベンチレーターが「マスキング」なのでこんな風になってしまいます。

ようやく一丁上がりです。
写真は両方向載せてしまいます。








残念ながらやはり間違いなく窓の位置が高すぎる様です。
オハ61系をプラで製品化するという考えは大正解だったのですが・・・・

しかし、既にこの製品がある以上プラでオハ61を手に入れるにはこれを買う以外はありません。

慰めとしては、
「違いはごく僅かですよ」
「編成に混ぜてしまえば判りませんよ」
というべきでしょうか。










折角車内の背もたれの色を気にしてマスキングして塗装したのに、反射を意識して撮影すると窓の中が写らないので、手に持って写してみます。

現実的には窓の中側に見える椅子の様子はこんな感じです。

ベークライト色を廃して黄色い「ウッドブラウン」に塗った理由の一つは、車体のぶどう色2号がアクラス同様「かなり赤っぽい」色だからです。
室内に覗く色だけでも黄色方向に振ってやらないとなにやら妙に赤い客車になってしまうように思います。


この様に置いても室内の様子が見えますね。
赤い車体と黄色い背もたれが互いに良いアクセントになるような気がします。


LED二個の明るさが全然違ってしまい、こんな具合です。
これでも前後両端とも光を出しているのですが・・・・


明るさそのものはスハフ32よりは明るいです。




「LED2個」のリスクがもろに出た感じです。

先日仕上げたKATOオハフ33のパネルライトにアルミテープを貼って調整しましたのでその写真も撮っておきます。


だいぶ均一になりましたが「この程度」の仕上がりです。
中央部光源から基板(それこそベークライト色)を通して光が漏れるのですが、こうして見るとそれもアルミテープで塞ぐべきだったかなと思います。






白い蛍光灯色の光が加わって良い感じになるかなと思います。


海龍 オハ61

2010-06-07 | 鉄道模型
まだ僅かに市場に残っており、IMON各店でも販売中の海龍オハ61系です。


まずは箱の確認です。
16番プラ客車のパイオニア、KATOの箱を交えてバックマン製造になる天賞堂と海龍の箱の比較です。


箱の中身です。
海龍(=バックマンの日本総代理店)はバックマン流の梱包です。
天賞堂は「天賞堂製品」の価値観を訴えるためバックマン流を廃して発泡スチロールを選びました。

同じバックマン製造による同様の商品ですから商品の安全ではなく「天賞堂商品であることの演出」が目的でこの大きな断面の箱を選んだ事ははっきりしてしまいました。


中国国鉄の客車製品と同じような梱包です。

少し幕板が狭い感じがあります。


箱から出して指が触れただけで蓄電池箱がもげてしまいました。
(実はもげたのは大井店のカウンター上です)


取付はこんなに細い丸い断面で固定されているんですね。オーバーな木目表現。


インテリア、背もたれは木、座面は青いモケットという表現が為されています。


トイレと洗面所の表現です。この製品で既にこういう作りだったんですね。

オハフの時は便所側のテールライトも点灯させる構造にしているようです。私はKATO式に片側は非点灯にした方が合理的であるだけではなく、点灯という迷惑を避けるためにも非点灯にするべきだと思います。


オハフ61の場合はこの「延長室内」が無いわけですね。


仕切り板に壁面ポスターの彫刻がありますが、位置は突飛なくらい高いです。


配置表記「福フチ」が「定員96」と離れてしまっています。

逆に形式番号表記は低すぎていけません。また書体も悪いです。
(すみません正直に書き過ぎです。正直な事は書かないのが「普通」というのもまた如何なモノかと・・・・)

よく観察すると判りますが、塗装が厚くて不均一です。

また、シルヘッダーの寸法、
オハ35は厚くて上下幅が小さい、
スハ43は薄くて上下幅が大きいのですが、
61系は35系的な「こんな感じ」で良いのかどうか今の私には判っていません。


屋根側を分解。 天井裏は色が違う・・・・成形材の色はぶどう色ではなさそうです。


床板側を分解。 天賞堂スハ32系と似ていますでしょうか。


カプラーを分解。 スハ32と同じ様です。


こんな作りです。 解放梃子の支えが沢山はえていますので一つ切っても大丈夫でしょう。
床板に直接取付では高い位置に来てしまうので「下方シャンク」のカプラーヘッドを使っています。

もともと実物鉄道日本と米国メインラインは自連中心高サが880mmで同じです。

模型では米国はHO(1/87)ですから10mmとか9.9mmとかにします。 (インチですが・・・)
日本は16番(国鉄在来線は1/80)ですから連結器高サは11mmにするのがスケールです。 しかし16番ゲージモデルの本意は「連結可能」にあるので、米国HOに合わせた連結器高サにする必要があります。
16番ゲージモデルは1割低い位置に連結器を持ってくる必要があるのです。

この「下方シャンク」にはそういう意味もあるのです。

蒸機の正面や電関正面に関してはこの点でも十六番は厳しい「変形」を強いられます。

13mmをやるに際して悩まなくてはいけないのはこの連結器高サを「スケールにするかどうか?」という問題点も有るのです。

改造の種車は16番ですから連結器位置は10%低いです。しかしHOと連結する必要がない以上連結器も本来の位置にしてあげないと「正面の顔」がイマイチになってしまいます。


まずは余分な解放梃子支えを切り飛ばします。


糸ノコでIMONカプラーが入る様に切り抜きます。


この突起を切り落とすのですが・・・


スハフ32の時はカッターで切りましたが、今回はこういう鋸で切り落とします。


スハフ32の時はこの穴が結構ぎりぎりの位置でしたのでこの穴を使ってしまいました。(お蔭で連結器は奥まりすぎています)

今回は2mm端面寄りに0.9mmの穴を開け、1.4mmのタップを立てます。


下側から見るとこんな感じです。


取り付けてみました。連結器取付位置も良い具合だと思います。


もげてしまった電池箱をエポキシで固定します。壊れる前よりも強くなった筈です。


32系と同様マスキングの苦行が始まります。
ガラベンは32系の方が改良されているような気がします。






マスキング終了。


黒を吹いて、乾いてから(マットブラック)スエード調スプレーを吹きます。


キャンバスの継ぎ目表現のためのマスキングです。
スハフ32と同じやり方です。
すなわち、9mmのテープから3.5mm幅くらいの短冊をハサミで切り抜いて屋根ベンチレーター側に貼ります。
ガラス板にテープ貼ってスケール当ててカッターで切ったらいとも簡単なのですが手元にガラス板がないので仕方なくせっせと切るのです。


エナメルのクリヤラッカーで継ぎ目を表現。


いろいろ準備して塗装場へGO!


まずは幌枠をグレーに残して幌を黒くするべくつや消し黒を吹きます。奥まで入れるためがっちり吹く事になってしまうのです。

(これもエアガンで吹いたら断然上手くいきそうですけど・・・)


次にエアガンで汚れを吹きます。


吹き上がって工作机に帰ってきました。


スポーク車輪の顔です。


マスキングをはがして、台車を組み立てると気分が盛り上がってきます。





虫屋敷のその後

2010-06-06 | ノンジャンル

花ゆずの木はあらかた葉っぱが無くなり、第四齢の幼虫が二匹とさなぎがひとつ。


鉢の周りに沢山のさなぎ発見!


カーテンの裏にも新しいさなぎ。


カーテンレールにもさなぎ。


ブラインドの裏側にもさなぎ(反対側にもひとつ)

基本的には虫籠の中でさなぎにして羽化を観察することになっていますが籠の中は僅か3匹です。

今日はさっそく室内でキイロアゲハ飛翔中を発見したそうです。今年放したアゲハ第1号です。

間もなく羽化ラッシュを迎えそうで楽しみです。