まだ僅かに市場に残っており、IMON各店でも販売中の海龍オハ61系です。
まずは箱の確認です。
16番プラ客車のパイオニア、KATOの箱を交えてバックマン製造になる天賞堂と海龍の箱の比較です。
箱の中身です。
海龍(=バックマンの日本総代理店)はバックマン流の梱包です。
天賞堂は「天賞堂製品」の価値観を訴えるためバックマン流を廃して発泡スチロールを選びました。
同じバックマン製造による同様の商品ですから商品の安全ではなく「天賞堂商品であることの演出」が目的でこの大きな断面の箱を選んだ事ははっきりしてしまいました。
中国国鉄の客車製品と同じような梱包です。
少し幕板が狭い感じがあります。
箱から出して指が触れただけで蓄電池箱がもげてしまいました。
(実はもげたのは大井店のカウンター上です)
取付はこんなに細い丸い断面で固定されているんですね。オーバーな木目表現。
インテリア、背もたれは木、座面は青いモケットという表現が為されています。
トイレと洗面所の表現です。この製品で既にこういう作りだったんですね。
オハフの時は便所側のテールライトも点灯させる構造にしているようです。私はKATO式に片側は非点灯にした方が合理的であるだけではなく、点灯という迷惑を避けるためにも非点灯にするべきだと思います。
オハフ61の場合はこの「延長室内」が無いわけですね。
仕切り板に壁面ポスターの彫刻がありますが、位置は突飛なくらい高いです。
配置表記「福フチ」が「定員96」と離れてしまっています。
逆に形式番号表記は低すぎていけません。また書体も悪いです。
(すみません正直に書き過ぎです。正直な事は書かないのが「普通」というのもまた如何なモノかと・・・・)
よく観察すると判りますが、塗装が厚くて不均一です。
また、シルヘッダーの寸法、
オハ35は厚くて上下幅が小さい、
スハ43は薄くて上下幅が大きいのですが、
61系は35系的な「こんな感じ」で良いのかどうか今の私には判っていません。
屋根側を分解。 天井裏は色が違う・・・・成形材の色はぶどう色ではなさそうです。
床板側を分解。 天賞堂スハ32系と似ていますでしょうか。
カプラーを分解。 スハ32と同じ様です。
こんな作りです。 解放梃子の支えが沢山はえていますので一つ切っても大丈夫でしょう。
床板に直接取付では高い位置に来てしまうので「下方シャンク」のカプラーヘッドを使っています。
もともと実物鉄道日本と米国メインラインは自連中心高サが880mmで同じです。
模型では米国はHO(1/87)ですから10mmとか9.9mmとかにします。 (インチですが・・・)
日本は16番(国鉄在来線は1/80)ですから連結器高サは11mmにするのがスケールです。 しかし16番ゲージモデルの本意は「連結可能」にあるので、米国HOに合わせた連結器高サにする必要があります。
16番ゲージモデルは1割低い位置に連結器を持ってくる必要があるのです。
この「下方シャンク」にはそういう意味もあるのです。
蒸機の正面や電関正面に関してはこの点でも十六番は厳しい「変形」を強いられます。
13mmをやるに際して悩まなくてはいけないのはこの連結器高サを「スケールにするかどうか?」という問題点も有るのです。
改造の種車は16番ですから連結器位置は10%低いです。しかしHOと連結する必要がない以上連結器も本来の位置にしてあげないと「正面の顔」がイマイチになってしまいます。
まずは余分な解放梃子支えを切り飛ばします。
糸ノコでIMONカプラーが入る様に切り抜きます。
この突起を切り落とすのですが・・・
スハフ32の時はカッターで切りましたが、今回はこういう鋸で切り落とします。
スハフ32の時はこの穴が結構ぎりぎりの位置でしたのでこの穴を使ってしまいました。(お蔭で連結器は奥まりすぎています)
今回は2mm端面寄りに0.9mmの穴を開け、1.4mmのタップを立てます。
下側から見るとこんな感じです。
取り付けてみました。連結器取付位置も良い具合だと思います。
もげてしまった電池箱をエポキシで固定します。壊れる前よりも強くなった筈です。
32系と同様マスキングの苦行が始まります。
ガラベンは32系の方が改良されているような気がします。
マスキング終了。
黒を吹いて、乾いてから(マットブラック)スエード調スプレーを吹きます。
キャンバスの継ぎ目表現のためのマスキングです。
スハフ32と同じやり方です。
すなわち、9mmのテープから3.5mm幅くらいの短冊をハサミで切り抜いて屋根ベンチレーター側に貼ります。
ガラス板にテープ貼ってスケール当ててカッターで切ったらいとも簡単なのですが手元にガラス板がないので仕方なくせっせと切るのです。
エナメルのクリヤラッカーで継ぎ目を表現。
いろいろ準備して塗装場へGO!
まずは幌枠をグレーに残して幌を黒くするべくつや消し黒を吹きます。奥まで入れるためがっちり吹く事になってしまうのです。
(これもエアガンで吹いたら断然上手くいきそうですけど・・・)
次にエアガンで汚れを吹きます。
吹き上がって工作机に帰ってきました。
スポーク車輪の顔です。
マスキングをはがして、台車を組み立てると気分が盛り上がってきます。
まずは箱の確認です。
16番プラ客車のパイオニア、KATOの箱を交えてバックマン製造になる天賞堂と海龍の箱の比較です。
箱の中身です。
海龍(=バックマンの日本総代理店)はバックマン流の梱包です。
天賞堂は「天賞堂製品」の価値観を訴えるためバックマン流を廃して発泡スチロールを選びました。
同じバックマン製造による同様の商品ですから商品の安全ではなく「天賞堂商品であることの演出」が目的でこの大きな断面の箱を選んだ事ははっきりしてしまいました。
中国国鉄の客車製品と同じような梱包です。
少し幕板が狭い感じがあります。
箱から出して指が触れただけで蓄電池箱がもげてしまいました。
(実はもげたのは大井店のカウンター上です)
取付はこんなに細い丸い断面で固定されているんですね。オーバーな木目表現。
インテリア、背もたれは木、座面は青いモケットという表現が為されています。
トイレと洗面所の表現です。この製品で既にこういう作りだったんですね。
オハフの時は便所側のテールライトも点灯させる構造にしているようです。私はKATO式に片側は非点灯にした方が合理的であるだけではなく、点灯という迷惑を避けるためにも非点灯にするべきだと思います。
オハフ61の場合はこの「延長室内」が無いわけですね。
仕切り板に壁面ポスターの彫刻がありますが、位置は突飛なくらい高いです。
配置表記「福フチ」が「定員96」と離れてしまっています。
逆に形式番号表記は低すぎていけません。また書体も悪いです。
(すみません正直に書き過ぎです。正直な事は書かないのが「普通」というのもまた如何なモノかと・・・・)
よく観察すると判りますが、塗装が厚くて不均一です。
また、シルヘッダーの寸法、
オハ35は厚くて上下幅が小さい、
スハ43は薄くて上下幅が大きいのですが、
61系は35系的な「こんな感じ」で良いのかどうか今の私には判っていません。
屋根側を分解。 天井裏は色が違う・・・・成形材の色はぶどう色ではなさそうです。
床板側を分解。 天賞堂スハ32系と似ていますでしょうか。
カプラーを分解。 スハ32と同じ様です。
こんな作りです。 解放梃子の支えが沢山はえていますので一つ切っても大丈夫でしょう。
床板に直接取付では高い位置に来てしまうので「下方シャンク」のカプラーヘッドを使っています。
もともと実物鉄道日本と米国メインラインは自連中心高サが880mmで同じです。
模型では米国はHO(1/87)ですから10mmとか9.9mmとかにします。 (インチですが・・・)
日本は16番(国鉄在来線は1/80)ですから連結器高サは11mmにするのがスケールです。 しかし16番ゲージモデルの本意は「連結可能」にあるので、米国HOに合わせた連結器高サにする必要があります。
16番ゲージモデルは1割低い位置に連結器を持ってくる必要があるのです。
この「下方シャンク」にはそういう意味もあるのです。
蒸機の正面や電関正面に関してはこの点でも十六番は厳しい「変形」を強いられます。
13mmをやるに際して悩まなくてはいけないのはこの連結器高サを「スケールにするかどうか?」という問題点も有るのです。
改造の種車は16番ですから連結器位置は10%低いです。しかしHOと連結する必要がない以上連結器も本来の位置にしてあげないと「正面の顔」がイマイチになってしまいます。
まずは余分な解放梃子支えを切り飛ばします。
糸ノコでIMONカプラーが入る様に切り抜きます。
この突起を切り落とすのですが・・・
スハフ32の時はカッターで切りましたが、今回はこういう鋸で切り落とします。
スハフ32の時はこの穴が結構ぎりぎりの位置でしたのでこの穴を使ってしまいました。(お蔭で連結器は奥まりすぎています)
今回は2mm端面寄りに0.9mmの穴を開け、1.4mmのタップを立てます。
下側から見るとこんな感じです。
取り付けてみました。連結器取付位置も良い具合だと思います。
もげてしまった電池箱をエポキシで固定します。壊れる前よりも強くなった筈です。
32系と同様マスキングの苦行が始まります。
ガラベンは32系の方が改良されているような気がします。
マスキング終了。
黒を吹いて、乾いてから(マットブラック)スエード調スプレーを吹きます。
キャンバスの継ぎ目表現のためのマスキングです。
スハフ32と同じやり方です。
すなわち、9mmのテープから3.5mm幅くらいの短冊をハサミで切り抜いて屋根ベンチレーター側に貼ります。
ガラス板にテープ貼ってスケール当ててカッターで切ったらいとも簡単なのですが手元にガラス板がないので仕方なくせっせと切るのです。
エナメルのクリヤラッカーで継ぎ目を表現。
いろいろ準備して塗装場へGO!
まずは幌枠をグレーに残して幌を黒くするべくつや消し黒を吹きます。奥まで入れるためがっちり吹く事になってしまうのです。
(これもエアガンで吹いたら断然上手くいきそうですけど・・・)
次にエアガンで汚れを吹きます。
吹き上がって工作机に帰ってきました。
スポーク車輪の顔です。
マスキングをはがして、台車を組み立てると気分が盛り上がってきます。