海龍 オハ61 続き

2010-06-08 | 鉄道模型

成形材の色はこの「ベークライト」のような色でした。

木目の内装を表現するために無塗装と言うだけで一色表現出来るから良いのですが、こんなに烈しい色にしなくても良かったのではないでしょうか。

海龍の問題と言うよりは作っている中国人の感覚の問題かもしれません。

デッキ内に覗く室内色もピンクがピンク過ぎます。
一番見えやすい部分だけでも無難な色に変えてしまうつもりです。


マスキング中です。

ベークライトブロックみたいで凄い色なので、一番目立つ椅子の背もたれと仕切りだけは「木」らしい色に塗る事にします。


塗れ上がった状態です。
色は「ウッドブラウン」です。
15年前に買ったもので、塗料が濃厚になって居るらしくぼてぼての塗料を荒っぽく噴出する凄いスプレーでした。 (長期使って居ないスプレーは止めた方が無難です!!反省!)

このウッドブラウンは「つや出し」です。
いつもの青モケット表現の「完全つや消し」とは両極端にしておきました。
(せっかく意識して差を付けても、所詮室内の事ですから見てもよく判りません)

右端はベージュ色(色の名前は別です、東急ハンズオリジナルスプレーだったような気がします。


マスキングを外していきます。
色々な色が溢れてちょっと「チンドン屋」風になってしまったかもしれません。


腰板が広く幕板が狭い様な気がする車体ですが、屋根のボリューム感のせいかなと思って塗り上がったキャンバス屋根を嵌めて確かめてみてみます。


ウッドブラウンに塗り上がった仕切りにポスターを掲出します。

彫刻されたポスターの位置が高いだけでなく、客室出入り口の扉の窓の位置もうんと高すぎるようです。


幌のフックと妻面貫通路内側にベージュ色を塗ります。

客車こそはチラリズムが大事な世界です。


少し妻面側にハミ出させて塗ったら、幌が物凄く薄い上に中央部が内側に反った状態になっていて「はみ出し」が幌の外に出てしまいます。

そこでハミ出させておいた部分のエナメル塗料をドライバーの先で「カリカリ、パリパリ」と剥ぎました。


幌を付けた状態です。


パネルライトはスハフ32と似ています。
屋根に固定するネジ穴から考えるともっと車端寄りにLEDを配置しないと端面寄りが真っ暗になってしまいます。


小さなアルミテープを此処に貼るだけで室内全体に光が回りやすくなると考えました。


① 数字に対してオハが大きすぎる
② 文字と文字の間隔が開きすぎ、特に「オ」と「ハ」と「6」の間
③ 文字が「平体」がかかっていませんか?
④ レタリングの位置が余りにも低すぎる

雨樋が「二段」状の表現です。
天賞堂スハフ32の雨樋は「五角形」状の表現にしていました。
製造が同じバックマンですが両極端に表現が別れています。


屋根の雰囲気はこんな風になりました。ベンチレーターが「マスキング」なのでこんな風になってしまいます。

ようやく一丁上がりです。
写真は両方向載せてしまいます。








残念ながらやはり間違いなく窓の位置が高すぎる様です。
オハ61系をプラで製品化するという考えは大正解だったのですが・・・・

しかし、既にこの製品がある以上プラでオハ61を手に入れるにはこれを買う以外はありません。

慰めとしては、
「違いはごく僅かですよ」
「編成に混ぜてしまえば判りませんよ」
というべきでしょうか。










折角車内の背もたれの色を気にしてマスキングして塗装したのに、反射を意識して撮影すると窓の中が写らないので、手に持って写してみます。

現実的には窓の中側に見える椅子の様子はこんな感じです。

ベークライト色を廃して黄色い「ウッドブラウン」に塗った理由の一つは、車体のぶどう色2号がアクラス同様「かなり赤っぽい」色だからです。
室内に覗く色だけでも黄色方向に振ってやらないとなにやら妙に赤い客車になってしまうように思います。


この様に置いても室内の様子が見えますね。
赤い車体と黄色い背もたれが互いに良いアクセントになるような気がします。


LED二個の明るさが全然違ってしまい、こんな具合です。
これでも前後両端とも光を出しているのですが・・・・


明るさそのものはスハフ32よりは明るいです。




「LED2個」のリスクがもろに出た感じです。

先日仕上げたKATOオハフ33のパネルライトにアルミテープを貼って調整しましたのでその写真も撮っておきます。


だいぶ均一になりましたが「この程度」の仕上がりです。
中央部光源から基板(それこそベークライト色)を通して光が漏れるのですが、こうして見るとそれもアルミテープで塞ぐべきだったかなと思います。






白い蛍光灯色の光が加わって良い感じになるかなと思います。