2010-06-26 SLスチーム号はC612でした。天気は雨です。
梅小路蒸気機関車館に行ったのは 「ついでなので9633の細部を撮っておこう」 と思ったからです。
IMONは蒸機をファインスケールで模型化していく事が「使命」であると感じています。
C55は韓国で作った別ラインとして
C61 → D51(舟テンは「初製品化」でした) → C57 → C51 → C53
という本線と
C11 → 9600
という支線の
「2つのライン」を平行に企画していこうと考えています。
C57は間もなく始まります。
C11は暫く継続します。
9600はC11に続くラインです。
「支線」は「本線」と比べて作りそのものがシンプルな、それ故コスト面で工夫して比較的安価に実現したいと考えている蒸機のラインです。
8620、C10、C12、C50、C56辺りは間違いなくこちらでしょう。
(まあ本線、支線共に発売予定以外に「サプライズ発売」を狙って居るのですが)
これが撮影情景です。
その時写した写真はこれです。 クリックすると拡大できます。
一脚の脚と雲台の間にポールを挟んで、セルフタイマーで撮影します。
この時写した写真はこれです。
セルフタイマーにして、シャッターボタンを押すときに
「最適な露光とピントが来る為に何を画面に入れてシャッターを押すか」
を気にする必要があります。
模型化するときに最も重要な資料は「上からの写真」であることは言うまでもありません。
ついでに「上から目線」写真の例を少し紹介致します。
これはストロボを焚いています。
通常は自然光だけで撮る方が断然ディティールがしっかり撮れますが、暗いときは使わざるを得ません。 また、シャッター切れた瞬間が判るのも利点の一つです。
これは「雲台」の角度を変えて居ます。
この日、9633の周りを何周もしながら心ゆくまで資料収集が出来ました。
そして下の方からの写真も必要です。
ストロボを焚いています。
9600は細かく観察してみると「え~・・・こうなってるんだ!」という知られていない「構造故の形態」を持っていると感じています。
スポークが細い故に良く見えるごつい板台枠
横に張り出した支えが格好佳い
火室が見えている
動輪上バネが僅かに覗いて居る
キャブの形態はキャブ下を隠すことを考えている
等といった事です。 (あまり全部忠実にやっていたら高価になってしまう鴨・・・・故に程々表現します)
さて、一件衝撃が有りました。
D511です。 うわっ 何か汚い。
近づくと酷い。
更に近づくと悲惨な有様です。
梅小路に置いてあるD511がこんな状態とは!
博物館であるというプライドのかけらもないのではないでしょうか・・・・
「待てよ、D511は模型化に際して資料集めで以前も撮りに来たな」と気が付きました。
有りました。2006年10月21日に撮影していました。
この様に木漏れ日の様に一部に太陽光線が当たっている場合もストロボが必要です。
2006-10-21 「石炭が積まれた状態」が拙いのかもしれません。
2006-10-21 写真を見比べてみると4年弱の間にどの様な手入れをしたかが判ってしまいます。
最低限の「ボロ隠し」はしたものの、抜本的な対策は一切していなかったらしき情景が見えてきます。
日本の蒸機保存の総本山「梅小路蒸気機関車館」たるものきちんと保存を実現して貰いたいものです。