先日、秤を持ち出して機関車重量を量ってみました。
量り始めると面白くて色々量ってしまいました。
その結果報告ですが、まずはHO1067の蒸汽機関車から参ります。
Part1; 小型機関車、古典機関車などが含まれる軽量なものを「軽量な順」に発表します。
HO1067 B20形(ワールド工芸) 1944年~郡山工場他
HO1067 6250形(乗工社) 加熱式に改造(1921年)された1897年製“ネルソン”
ボイラー内にウェイトを積むためにモーターはテンダー上に移されていますが「小さく作る事を可能にしたファインスケール」に於ける古典機はどうしても重量が稼げません。
HO1067 1070形(乗工社) “ネルソン”同形の“ダブス”(1902年)を2C1タンク機に改造(1926年)した機関車
概してタンク機関車の方が機関車重量を稼げますが、遊軸が増えるので動輪に掛けられる重量は同系のテンダー機より「少し多くなる」程度だと思います。
テンダーモーターの“ネルソン”と同じ構造にしてありますので運転室内にモーター軸が見えるのがご愛敬です。
HO1067 C56形(珊瑚模型店) 1935年~日立製作所他
HO1067 2120形(乗工社) 1898年から英独米より大量に輸入されB6として親しまれました。
HO10672100形(乗工社) 1890年英ダブス製、動輪径を拡大したB6大増備の魁です。
HO1067 8100形(モデルワーゲン) 1897年ボールドウィン。
小さい機関車ですが「テンダーモーター」の効果で意外に重量があります。
(この機関車は車高を下げてあります)
HO1067 夕張鉄道11形(モデルワーゲンベースIMON特製品) 1926年日立製作所
「下回り9200形」と言われた夕張11形ですが、9200形パーツを流用している部分をはじめ全体の半分近くを新製して、テンダーモーターから火室内モーターに変更して組み上げた機関車です。
HO1067 8620形(八雲工芸) 1914年~汽車会社他
メーカー完成品です。 夕張11形に1g勝ったのはデフ付きだからでしょうか。
HO1067 C12形(珊瑚模型店) 1932年~日本車輌他
HO1067 9200形(モデルワーゲン) 1905年ボールドウィン 日露戦争で発注するも戦場には間に合わず。
(この機関車は車高を下げてあります)
HO1067 9600形(珊瑚模型店) 1913年~川崎車両他
この機関車は少数作られたと思われるメーカー完成品です。
(小型機、古典機の中に9600を入れるのは一寸変な感じですが)
HO1067 4110形(モデルワム) 1914・17年川崎車両
HO1067 C11形(IMON) 1932年~日本車輌他
タンク吊り付きの方が微妙に重いかもしれませんがここでは割合一般的なC11227を重量比較に選びました。
HO1067古典・小型機関車重量一覧
重量 形式 メーカー
71g B20 ワールド工芸
131g 6250 乗工社
165g 1070 乗工社
168g C56 珊瑚模型店
186g 2120 乗工社
187g 2100 乗工社
199g 8100 モデルワーゲン
203g 夕張11 モデルワーゲン/IMON
204g 8620 八雲工芸
205g C12 珊瑚模型店
217g 9200 モデルワーゲン
241g 9600 珊瑚模型店
248g 4110 モデルワム
275g C11 IMON
機関車の重量に拘っているIMONとしてはC11が頑張っているのは嬉しいです。
バックプレート裏側やシリンダーブロック、サイドタンク用にウェイトを作って搭載しているIMONですから当然です。
明日は20m級の比較です。