我家に珊瑚のHOn3-1/2 (HO1067) C56のキット組立品が有ります。
随分前に委託品を買ったものです。
同様にかつて「委託」で入手した9600の箱には「P」という文字がありましたので、それの方はメーカー完成塗装済みじゃないかと想像されました。
こんな具合に入って居ました。
機関車本体は左上に、テンダーは右やや下に収納できる設計になっています。
しかし、この黄色いウレタンは経年変化で必ず粉になり、溶けて機関車塗装に食いついてしまいますから今のうちに移し替える必要があることは言うまでもありません。
箱の上に置いてみます。
あれっ なんとなく写真で見るとNゲージかな?という雰囲気が感じられます。
動輪のタイヤが白いせいでしょうか・・・
キット素組みでそつなく組んである感じです。 シロウトさんではないでしょう。
組屋さんが組んでいる感じ、林工房辺りでしょうか。
ハンドルに金の色差しもしてあります。
うわっ、石炭を積むと見えなくなるところにディティールがあります。
勿体ない、いや或いは「石炭は積むな!」と言う事でしょうか。
廃車体風ということで・・・・ってナンバーが貼られていないから廃車体そのものですよね。
テンダーのスロープの滑り止めは番号毎に色々です。
どの番号の滑り止めなのでしょうか。
フロントデッキ網目が粗いでしょうか。
右側面です。 砂撒管元栓は1/80を使って居る感じがします。
空気作用管はキットにはないものかも知れません。
機関士側キャブ下 そこそこ作り込まれていて悪くない感じです。
助士側キャブ下 動輪回りが白くておもちゃっぽいです。 HOn3-1/2なのに・・・
オイルレスメタルが大きいです。
大きなオイルレスメタルは動輪が回ると目立つのです。
分解してキサゲ刷毛でオイルレスメタル外側面を研き、いさみやの黒染液で黒くする必要がありそうです。
16番蒸機製品も必ず見えていますがこれは極端ですね。
模型は実物と同じ造りにはできません。 (模型とは言え)機関車として成り立つ為の構造が必要ですが極力外観への影響を抑える必要があります。
オイルレスメタルはスポークの間から見えないのが理想です。
その為にはオイルレスメタル屋との闘いを制する(?)必要があるのです。
IMONのC11シリーズはオイルレスメタルが「有るのに見えない」初めての製品なのです。
網目が粗すぎるようです。
附属のナンバープレートは有名機、人気のある番号ばかりです。
C5691は正面だけ「形式入り」じゃなくてはいけないかもしれません。
屋根は延長されて居るナンバーが多く、どの機関車も素組みとは似ていません。
テンダーのスロープはどれとも違うと思います。
素組みでも付けられそうなナンバープレートを作ってしまうことに致します。
(好みの番号で特注が必要な方は原宿店でご相談ください)
分解開始です。
どんどん分解していきます。
1mmのマイナスドライバーが必要になりました。
モーションプレートに使われています。
動輪が何か見覚えがある姿に・・・
京都・嵯峨野19世紀ホール入り口の動輪オブジェですね。
全て分解してロッドを細く削りはじめます。
動輪はオイルレスメタルも含めて一番丁寧に黒染します。
しかし、実は動輪が回ってしまいました。
(軸と車輪が・・・最悪です)
模型機関車としては致命的です。 (もう位相が合うことは諦めるべし)
これも、16番蒸機を何百両も弄ってきて、「実は」よくあるのです。
今回も私の「勘」で調整して程々回るようになりました。
少し細く削る、研く、黒染する。
こんな風になります。
上は僅かですが研いて細くしてあります。
黒染するとうんと細く引き締まります。
台枠は「抜けた」表現になっていますが、イコライザーがそれを無視して居るので折角抜いた台枠が泣いています。
IMONカプラーと飾りカプラーポケット
ロストパーツを黒染するとこんな感じの組み合わせ状態になります。
必要な部分にマスキングして
汚れ色を吹いてきました。
テンダー台車に生えているブレーキシューが自然に外れてしまいました。
半田は意外にこういう事があります。
特に「片方がロスト」の場合は半田付けは脆いです。
まさか瞬間接着剤(瞬間しか付いていないので瞬間接着剤というのが正しいと言う話を最近聞きました)と言うわけにも行かないのでエポキシで付けてしまいます。
綺麗に黒染できています。 しかし、実物は「黒塗装」ですから塗って、バルブギヤとの差を付けなくては。
(43-10以降の蒸機は大概下回りは真っ黒で、バルブギヤからも金属っぽい色艶を見つけ難かったですが)
そう言っておきながら真っ黒じゃない色に塗っています。 いつもの下回り色です。
リターダシンナーなのでなかなか乾きません。 乾いていないとかなり茶色く見えます。
テンダーの内側にディティールがある事が判る程度に石炭を積みました。
IMONのC11三次形完成には悩んだ末にC11231を貼りました。
最近は画像が多いので「気楽に」ナンバーを選べません。
C56142のナンバーを作ってしまいました。
横浜機関区所属
煙室扉のハンドル、デフの点検窓無し、LP-42などから考えるとこの辺りが無難かなと思います。
(このプレートと[浜]のインレタは原宿店に置いて分売致します)
白動輪の状態では、なかなか良い模型だなと思っていました。
「珊瑚の1/87の中ではC12とC56はまあまあ良いじゃないか」
「9600とC57はちょっと厳しいけど・・・」
と思って居たのですがこのC56も正直言って「値段が安いから遊ぶには良い」けれど「自分の一生の趣味は鉄道模型です この機関車を見てください」というべきモノのベースになり得るかどうかについては考え込んでしまいます。
「16番の設計」を使って居ます。 縮尺モデルではないと言うことです。
正直言って
「悪くない」と思っていたのですが「私もまだまだだった」と思わざるを得ません。
38671[浜]とC56142[浜]
C56がやはり大きいかもしれません。
(そう考えてみるとC11との並びでもそういう感じが少しあります)
このブログは危険なほど正直でありたいと思うものの、メーカーさんや商品は余り批判したくないです。
コスト面でお客様に奉仕する気持ちはわかりますが。
自分を責めるしかないのかもしれませんね。
8620とC56の組み合わせに対してどうしても反応してしまいます。
それは、私にとってはその組み合わせは飯山線です。
それとは別に↓この中にその横浜機関区のC56の入れ換え風景が出てきます。
随分前に委託品を買ったものです。
同様にかつて「委託」で入手した9600の箱には「P」という文字がありましたので、それの方はメーカー完成塗装済みじゃないかと想像されました。
こんな具合に入って居ました。
機関車本体は左上に、テンダーは右やや下に収納できる設計になっています。
しかし、この黄色いウレタンは経年変化で必ず粉になり、溶けて機関車塗装に食いついてしまいますから今のうちに移し替える必要があることは言うまでもありません。
箱の上に置いてみます。
あれっ なんとなく写真で見るとNゲージかな?という雰囲気が感じられます。
動輪のタイヤが白いせいでしょうか・・・
キット素組みでそつなく組んである感じです。 シロウトさんではないでしょう。
組屋さんが組んでいる感じ、林工房辺りでしょうか。
ハンドルに金の色差しもしてあります。
うわっ、石炭を積むと見えなくなるところにディティールがあります。
勿体ない、いや或いは「石炭は積むな!」と言う事でしょうか。
廃車体風ということで・・・・ってナンバーが貼られていないから廃車体そのものですよね。
テンダーのスロープの滑り止めは番号毎に色々です。
どの番号の滑り止めなのでしょうか。
フロントデッキ網目が粗いでしょうか。
右側面です。 砂撒管元栓は1/80を使って居る感じがします。
空気作用管はキットにはないものかも知れません。
機関士側キャブ下 そこそこ作り込まれていて悪くない感じです。
助士側キャブ下 動輪回りが白くておもちゃっぽいです。 HOn3-1/2なのに・・・
オイルレスメタルが大きいです。
大きなオイルレスメタルは動輪が回ると目立つのです。
分解してキサゲ刷毛でオイルレスメタル外側面を研き、いさみやの黒染液で黒くする必要がありそうです。
16番蒸機製品も必ず見えていますがこれは極端ですね。
模型は実物と同じ造りにはできません。 (模型とは言え)機関車として成り立つ為の構造が必要ですが極力外観への影響を抑える必要があります。
オイルレスメタルはスポークの間から見えないのが理想です。
その為にはオイルレスメタル屋との闘いを制する(?)必要があるのです。
IMONのC11シリーズはオイルレスメタルが「有るのに見えない」初めての製品なのです。
網目が粗すぎるようです。
附属のナンバープレートは有名機、人気のある番号ばかりです。
C5691は正面だけ「形式入り」じゃなくてはいけないかもしれません。
屋根は延長されて居るナンバーが多く、どの機関車も素組みとは似ていません。
テンダーのスロープはどれとも違うと思います。
素組みでも付けられそうなナンバープレートを作ってしまうことに致します。
(好みの番号で特注が必要な方は原宿店でご相談ください)
分解開始です。
どんどん分解していきます。
1mmのマイナスドライバーが必要になりました。
モーションプレートに使われています。
動輪が何か見覚えがある姿に・・・
京都・嵯峨野19世紀ホール入り口の動輪オブジェですね。
全て分解してロッドを細く削りはじめます。
動輪はオイルレスメタルも含めて一番丁寧に黒染します。
しかし、実は動輪が回ってしまいました。
(軸と車輪が・・・最悪です)
模型機関車としては致命的です。 (もう位相が合うことは諦めるべし)
これも、16番蒸機を何百両も弄ってきて、「実は」よくあるのです。
今回も私の「勘」で調整して程々回るようになりました。
少し細く削る、研く、黒染する。
こんな風になります。
上は僅かですが研いて細くしてあります。
黒染するとうんと細く引き締まります。
台枠は「抜けた」表現になっていますが、イコライザーがそれを無視して居るので折角抜いた台枠が泣いています。
IMONカプラーと飾りカプラーポケット
ロストパーツを黒染するとこんな感じの組み合わせ状態になります。
必要な部分にマスキングして
汚れ色を吹いてきました。
テンダー台車に生えているブレーキシューが自然に外れてしまいました。
半田は意外にこういう事があります。
特に「片方がロスト」の場合は半田付けは脆いです。
まさか瞬間接着剤(瞬間しか付いていないので瞬間接着剤というのが正しいと言う話を最近聞きました)と言うわけにも行かないのでエポキシで付けてしまいます。
綺麗に黒染できています。 しかし、実物は「黒塗装」ですから塗って、バルブギヤとの差を付けなくては。
(43-10以降の蒸機は大概下回りは真っ黒で、バルブギヤからも金属っぽい色艶を見つけ難かったですが)
そう言っておきながら真っ黒じゃない色に塗っています。 いつもの下回り色です。
リターダシンナーなのでなかなか乾きません。 乾いていないとかなり茶色く見えます。
テンダーの内側にディティールがある事が判る程度に石炭を積みました。
IMONのC11三次形完成には悩んだ末にC11231を貼りました。
最近は画像が多いので「気楽に」ナンバーを選べません。
C56142のナンバーを作ってしまいました。
横浜機関区所属
煙室扉のハンドル、デフの点検窓無し、LP-42などから考えるとこの辺りが無難かなと思います。
(このプレートと[浜]のインレタは原宿店に置いて分売致します)
白動輪の状態では、なかなか良い模型だなと思っていました。
「珊瑚の1/87の中ではC12とC56はまあまあ良いじゃないか」
「9600とC57はちょっと厳しいけど・・・」
と思って居たのですがこのC56も正直言って「値段が安いから遊ぶには良い」けれど「自分の一生の趣味は鉄道模型です この機関車を見てください」というべきモノのベースになり得るかどうかについては考え込んでしまいます。
「16番の設計」を使って居ます。 縮尺モデルではないと言うことです。
正直言って
「悪くない」と思っていたのですが「私もまだまだだった」と思わざるを得ません。
38671[浜]とC56142[浜]
C56がやはり大きいかもしれません。
(そう考えてみるとC11との並びでもそういう感じが少しあります)
このブログは危険なほど正直でありたいと思うものの、メーカーさんや商品は余り批判したくないです。
コスト面でお客様に奉仕する気持ちはわかりますが。
自分を責めるしかないのかもしれませんね。
8620とC56の組み合わせに対してどうしても反応してしまいます。
それは、私にとってはその組み合わせは飯山線です。
それとは別に↓この中にその横浜機関区のC56の入れ換え風景が出てきます。