C5530 [旭] 国内組立

2010-03-20 | 鉄道模型
3月19日 C5530 [旭] 国内組み立てバージョンが発売されました。


昭和49年7月 宗谷本線321レ 音威子府~筬島

C55 30は川崎車輌製、新製配置は小樽築港説と旭川説があります。昭和43年10月に室蘭から旭川に転属して以来、宗谷本線唯一の流改機として人気を集め、更に「北のC55」の中で最後まで残った有名機です。
保存予定でしたが、この30番と間違えてC5550が保存されました。
一説には保存予定で確保となったC5550にはC5530のプレートが付けられていたとも聞きます。
この有名機C5530が解体されてしまった事件の真相は現在でも謎です。



車歴;
C5530             川崎重工兵庫工場=1637           
1936-03-00 製造→ 新製配置;旭川
1941-03-31 現在;小樽築港
1945-04-01 現在;小樽築港
1945-09-30 現在;小樽築港
1949-03-01 現在;小樽築港
1951-02-07 鷹取工場基本型化改造
1954-10-01 現在;小樽築港
1955-06-00 旭川転属
1958-10-00 室蘭転属
1961-04-01 現在;室蘭
1964-04-01 現在;室蘭
1965-04-01 現在;室蘭
1968-10-03 旭川転属
1975-02-01 廃車;旭川


この模型について;
IMONのC55は非乗工社のIMON製品として乗工社が健在だった1999年秋頃から打ち合わせが始まり、2年以上の歳月を経て2002年1月に発売された製品です。
(この件に関してはC5552の時にも解説したかもしれません)

発売された2002年1月時点では下請けさんを含めた乗工社スタッフがIMONスタッフとなって居りました。その中の組屋さんから「我々が組めばもっと良いモノが出来る」という訴えが出ました。 「では、やってみますか?」という売り言葉に買い言葉で始まったのが今回発売の国内組立のC55です。

2003年1月から発売開始した16番C55では、元乗工社メンバーの発案でヘッドライトと煙室前面を一体ロストで作る方法によって前照灯のリード線処理を改良しましたので、再び制作する事になった1/87国内組立用の煙室前面も1/80同様に「一体ロストを作る」という方法に改良致しました。
もともとコンプレッサーや給水ポンプなど、目立つ主要な部品34種類は乗工社と同一の日本製部品を供給するスタイルでしたので、韓国製、日本製パーツ混合を日本で組み立てるという製品になっています。

36:1というギヤ比、FH1717Sモーターは同一ですが、動輪タイヤ部外側側面を実物同様に黒塗装するなどの仕上げは最近のIMON製品に準じています。