DD51走行テスト

2010-03-17 | 鉄道模型
一昨日今年発売開始予定の機関車DD51の走行テストが行われました。


セキ27両を牽いてDCCとアナログ両方での走り具合を調べました。


全長、ホールベース、車輪径、ギヤ比、モーター、その位置などを設計通りとして、DCCアナログ両用基板の設定に問題がないかどうかを調べました。
(結果は想定通りできわめて具合が良かったです)

DD51はD51、151系などと同様にDCCとアナログどちらでも切り換えなしで快適に走行可能を目指しています。
機関車用のIMONギヤはEF65や58など電車などより大きな車輪径で丁度良い速度(IMONとしては12Vでスケール最高速度のやや上を考えます)になるように作られていますので、実物車輪径860mmのDD51ではかなり回転の速いモーターを必要とします。

12Vモーターとしては殆どミニマムサイズである直径12mm厚み10mmの小判型、長さ20mmを使っています。
これはIMONミニモーターと同寸法ですが違う専用モーターです。
回転が速く、軸も機関車用に相応しく(?)1.5mm径です。

小さなモーターを両方のボンネットに納めて、いかなるときにもDCC基板を通じて動かすというスタイルです。

DCC運転時はデコーダーに搭載されたバックEMFとトルク補償により、上り勾配では速度低下を抑え、下り坂では速度が出すぎるのを抑える「走り」をします。

そんな登坂時、モーターが唸ってくれることを期待してミニマムに近いサイズのモーターを指定したのですが、この場合には残念ながら予想よりは静かな走りでした。

ただ、車体が被さった場合反響して「音が出る」とも言われるのでそれに期待いたします。

DD51の場合、DCCサウンドを全車最初から搭載ということも考えてよかったのですが、以下の理由でやめました。

① 模型鉄道として本物の鉄道「音」ジョイント音、モーター音が聞こえなくなってしまう

② DD51の場合、中間台車の「チャンチャン!」という動力台車とは全然違うジョイント音を出したい

というわけです。
中間台車の「チャンチャン!」をどう出すのかについてはまだ頭の中の構想でしかないのでどうなるのか不明です。

実物のDD51のエンジン音は確かに「する」けど小さく、むしろ「チャンチャン!」の方が音として大きかったと思っています。山の向こうからでも聞こえるのは「チャンチャン!」でしたから。

模型にするとなるとかなり難しいDD51ですが、楽しみです。