魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

アラメガレイ

2011年07月14日 20時17分34秒 | 魚紹介

私のブログでは初めてのヒラメ科魚類、アラメガレイTarphops oligolepis (Bleeker)です。

ヒラメ科の魚は従来はダルマガレイ科に入れられていましたが、腹鰭の位置関係などから、現在はヒラメ科に入れられることが多いです。

日本のヒラメ科魚類はヒラメ属、ガンゾウビラメ属、アラメガレイ属の3属があります。アラメガレイ属の魚は口が小さく、側線鱗数は50枚以下、有眼側の後頭部に側線分岐(下写真、赤色丸で囲まれている)があるなどの特徴でほかの2属と区別できます。

アラメガレイは浅海にすみますが、釣りなどではとれないようです。体の鱗は脱落しにくく、体高がやや高い点などでユメアラメガレイと区別できます。

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トゲツノヤドカリ

2011年07月13日 22時29分23秒 | 甲殻類(昆虫等をのぞく)

久しぶりに甲殻類特集の記事をかきます。

最近我が家の水槽にやってきた、トゲツノヤドカリです。

トゲツノヤドカリは愛知県の西尾市(※)・一色漁港からやってきました。小型底曳網により漁獲されたものです。

触覚が長くいかめしいですが、キンチャクガニのように鋏脚にイソギンチャクを持っている姿が愛らしいものです。朝早く底曳網船の近くに行くともらえます。

ツメタガイの殻に入っています。これより大きいのは見ておりません。性格のほうは凶暴ではなく他のヤドカリと一緒に平和に暮らしております。餌の匂いを嗅ぎつけると、他のヤドカリ同様によってきます。


脱皮殻です。脱皮の時は、手に持っているイソギンチャクは外しております。どこに置いているのでしょうか。

※ 一色町は、平成23年(2011年)4月1日に西尾市と合併しました。

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底曳網のダルマガレイ

2011年07月10日 23時11分50秒 | 魚紹介

小型底曳網で漁獲されたダルマガレイの仲間。今回の調査では2種類のダルマガレイ科魚類を発見しました。

トップの魚は宇和海沿岸の底曳網で漁獲されたヤリガレイLaeops kitaharae (Smith and Pope)。宇和海ではこれが何個体か漁獲されましたが今回は漁獲されていません。

ダルマガレイです。

ダルマガレイは尾鰭に黒色斑があるのが特徴です。鱗はもろくはがれやすいです。

コウベダルマガレイです。

コウベダルマガレイはダルマガレイとは別属です。尾鰭に明瞭な黒色斑がなく、鱗がはがれにくい、胸鰭が長いなどの特徴があります。

雄の無眼側には大きな黒色域があります。

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セトウシノシタ

2011年07月08日 19時34分37秒 | 魚紹介

三河一色の魚市場でのサンプル収集で集めたセトウシノシタPseudaesopia japonica (Bleeker)です。

小型底曳網漁業で採集されました。にしては結構綺麗な状態の標本だと思います。

無眼側

昨年のこの時期に愛媛で小型底曳網船にのり、宇和島近海で採集を行いましたが、このときは漁獲されませんでした。しかしやや北方の大洲市方面では漁獲されております。温帯性の魚なのでしょう。

宇和島での底曳網では同じササウシノシタ科のトビササウシノシタが大量に漁獲されましたが今回は1匹も混ざりませんでした。逆に宇和島で全く見られなかったササウシノシタや本種が多く混ざりました。

一色の底曳網は、対象魚別に網を入れる深さが全く違うとのこと。現在はタコのシーズンで浅海に網を入れるのですが、アオメエソのシーズンは200m位まで網を入れるそうです。何が漁獲されるか、非常に楽しみです。

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危険なだるまさん

2011年07月07日 07時06分22秒 | 魚紹介

ちょっと古いねたになってしまうのですが、喜界島のオニダルマオコゼSynanceia verrucosa   Bloch and Schneiderを送っていただきました。喜界島の「がほー」さん、ありがとうございます。

オニダルマオコゼは2010年喜界島オフの際に喜界島の浅瀬にいたのをゲットしてきて、みんなで美味しく食べたのですが、今年のオフ会では出会えませんでした。

味は各種サイトに、「鶏肉のような・・・」とか「フグにもまさる・・・」とか有りましたが何れも的を得ているような感じがいたします。陸生動物では鶏の肉が好きな私としては嬉しい魚。

唐揚げ。案外家族にも好評で美味しく頂きました。

皮と鰭の唐揚げ。食べれるところは食べます。「いのちを、いただきます」。あまさず食べたいものです。

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