魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

今日の魚 2008年10月5日 Vol.37

2008年10月05日 13時29分13秒 | 今日の魚(不定期更新)

ギンガメアジ Caranx sexfasciatus   Quoy and Gaimard

秋も深まる今日この頃。太平洋岸や日本海側の南部の、河川汽水域に面した場所ではこの魚が連日釣れているころでしょうか。いわゆる「メッキ」です。

 

メッキと呼ばれるのは南方系の体高が高いアジ「ヒラアジ」(主にギンガメアジ属)の幼魚の総称で、日本沿岸には本種の他、

カスミアジCaranx melampygus   Cuvier
オニヒラアジCaranx papuensis   Alleyne and Macleay
イトウオニヒラアジCaranx heberi  (Bennett)
ロウニンアジCaranx ignobilis   (Forsskål)
ミナミギンガメアジCaranx tille   Cuvier
カッポレCaranx lugubris   Poey

が知られていますが、このうちカッポレはやや外洋性で残念ながら我々にはあまり馴染みありません。ミナミギンガメアジもあまり河川汽水域には現れないようです。
河口にも現れるものは本種、カスミアジ、オニヒラアジ、イトウオニヒラアジ、ロウニンアジです。

本種の幼魚は河川汽水域や内湾に出現しますが成長すると沖のサンゴ礁域や岩礁域へと出て行きます。そしてオフショアフィッシングの対象魚になるわけですが、時々湾内にも居つくようです。

地方名としては「メッキ」これは幼魚の期間を指します。「エバ」これはこの仲間の総称でしょうか。四国や九州でこの手の魚を指すときに使うようです。また本種は別名「ナガエバ」という名前で、ほかの同属魚類と区別できるようです。

味は他のアジ同様に美味なものです、塩焼きや刺身など様々な料理に向いています。

飼育する場合は大型水槽が必要です。水槽内でも60cmくらいにはなるといわれ、成魚は150~180cmクラスの水槽が必要でしょう。

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ブログの名称とは・・・

2008年10月03日 22時24分42秒 | 両生・爬虫類

ブログの名称は「魚のぶろぐ」という名前だったはずですけど・・・

スッポンです。

沖縄県石垣島の未開のジャングルをかき分けて行ったのですが、その際に出会いました。甲羅の長さ30cmもある特大クラスでした。

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セグロサンゴヤドカリ

2008年10月02日 21時25分43秒 | 甲殻類(昆虫等をのぞく)

クリイロサンゴヤドカリです。

サンゴヤドカリの仲間はその名の通りサンゴ礁域に多く生息しますが、案外本州~九州の太平洋岸でもよく見られるものです。

この種はシャイなのか、なかなかうまく写真を撮らせてくれません。でも飼育は他のヤドカリと何も変わりません。丈夫で他のヤドカリとも一緒に飼えます。

 

追記:セグロサンゴヤドカリのようです。

コメントをつけていただきました、ありがとうございます。

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早いもので・・・

2008年10月01日 23時20分25秒 | 魚介類飼育(海水)

早いもので、もう10月になってしまいました。

昨日は通算2回目の台風がやってきました。そのためか宇和島湾には枯葉や木枝、カエル(笑)などがただよっておりました。

この台風は四国に魚をもたらすのでしょうか。それとも・・・?

サンゴヤドカリ類は絶好調です!!前回紹介したものとはまた別種のサンゴヤドカリ(たぶんツマジロサンゴヤドカリ?)です。水槽内を徘徊しコケや残餌などを食べます。

魚できになるのはフチドリタナバタウオです。入れてからまだ1回しか見ていません。タナバタウオ類はタフ(すぎる!?)のであまり心配はしていませんが、生態が故になかなか姿を見せてはくれなさそうです。

そのほかの魚(ソラスズメダイ、ヤライイシモチ、キンセンイシモチ、セイテンベラ、ホンソメワケベラ)はみな元気です。ヤライイシモチはまだ生餌にしか餌付いていません。これも生態が故でしょうか。

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