♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■人生を富ませるもの

2006年07月25日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興(せきねひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。
 
 今日は初めに聖書のことばをまず紹介致しましょう。箴言10章22節。「主の祝福そのものが人を富ませ、人の苦労は何もそれに加えない。

 聖書の中にあるたくさんの箴言は、イスラエルの王様だったソロモンという人が作りました。「栄華を窮めたソロモン」(マタイの福音書6章29節)と言われた人物です。

 彼はこの世に於いては最も成功を収めた人の一人です。その知恵は世界中に轟きました。彼は事業を拡大しました。そして貿易は盛んになりました。国の経済力も増していきました。そんな右肩上がりの人生を送っていたソロモンでしたが、彼が書いた書物を読むと、その心の中の一端を覗くことができるんです。

 聖書の中に伝道者の書という短い書物があります。これもソロモンが書いたんですね。そこにはこう記されているんです。「すべてが空しい。」(伝道者の書1章2節)って。

 確かに人生においてがむしゃらに何かをしている時はいいでしょう。事業が伸びている時はいいでしょう。自分が現役で張り切れる時はいいでしょう。でも彼は栄誉・栄華をすべて手に入れましたが、彼の心には空しさが残ったって言うんですね。

 そうして彼は、結論としてこう記しました。「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。」(伝道者の書12章13節) ソロモンは自分の人生を振り返って、結局、まことの天地を創造された神様を敬い、心から神様を礼拝する者として生きるそのことこそ空しさから解放されるのだと言っているんですね。そして最初に紹介したようにソロモンは、「主の祝福そのものが人を富ませ」るのだと書いたのです。人を豊かにするものって一体何でしょう。それは、ソロモンは、主の祝福こそが人を富ませるのだと語ったんです。

 主の祝福って一体何でしょうね。祝福とは、ひざまずくという意味から出発したことばだと言われます。人はまことの神様の前にひざまずく謙遜さ、礼拝することの中で本当の豊かさが与えられると約束しているんです。それはあのソロモンの経験でもあったんですね。もちろんこの豊かさは経済的な意味での豊かさをそのまま意味している訳ではありません。あなたの生き方が豊かになるんです。失望を希望に、苦しみや悲しみさえも益に変えてくだるイエス・キリストと共に生かされていく豊かさを生み出していくんですね。

 ( PBA制作「世の光」2006.7.25放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会に行ってみるというのもいいんじゃないかなあ。近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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