2025/2/22放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。
今週は私の父とのことをお話ししながら神様の愛について語ってきました。
1年前、父は体調を崩して食べられなくなり、あっという間に天に召されていきました。
でも、息を引き取る数日前に実家の部屋で二人で話せたのです。痩せこけた父は横になったままで小さな声でしたが、とっても大切な時間になりました。
「父さん、昔、僕が自分の部屋で死んでしまおうとした時のこと、覚えてる?」
「覚えてるよ」
「父さん、ありがとう。あの時、父さんが助けてくれて、僕をずっと抱いて寝てくれたから今の僕がいるよ。僕を助けてくれて、愛してくれて、ありがとう」
その時、横になっている父の目から、ツーッと涙が頬を伝って流れました。
私も、あんなに素直に心の内を話せたことはなかった気がします。感極まるものがありました。
父と子、二人で泣きました。それが地上での父との最後の会話でした。「ありがとう」と言えてよかった。
神様と私たちの関係も同じです。「ありがとう」と言いたい。そして、その愛に応えて生きていきたいのです。
多くの人は、神は自分とは遠い存在だと思っているかもしれません。自分のことなんか見てくれていない、と感じている人もいるでしょう。また、恐(こわ)い顔をしてこっちを見ていると思い込んでいるかもしれません。
でも、それは全て私たちが勝手に作り上げ、思い込んでいることです。
事実は違います。神様は本当に本気であなたを愛しておられるのです。神に愛されている事実を私たちが知ることは、人生における最重要事項です。
テストで100点を取ったからでも多くの人から評価されたからでもない。たとえ何もなくても、傷ついていても、罪を犯したとしても、神様の愛を受け取るとき、神様に向けて方向転換をするとき、人は本当の意味で生きていけるのです。
罪を赦されて生きるため、消えないいのちの喜びを持つため、そして本当のあなたらしく生きるために、神様の愛を受け取っていただきたいのです。
イエス・キリストをあなたの心に迎えましょう。
( PBA制作「世の光」 2025.2.22放送でのお話しより )
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