世の光の時間です。 いかがお過ごしでしょうか。 福井 誠です。
今日のバイブル・メッセージは「救い主の誕生」です。 それでは聖書の中のルカの福音書2章11節、12節から読んでみましょう。
「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」
ある国で王様に子どもが生まれるとしたら、それはどんな出来事になることでしょう。 恐らく、近隣諸国の国王を始め世界中の著名人に招待状が送られることでしょう。 歴史的に残る非常に大きな出来事だからです。 母親となる妃は特別な扱いを受け、今風に言えば黒塗りのリムジンで王室専用の病院へと運ばれることでしょう。 生まれた王子には素敵なベビーベッドが用意され、美しく柔らかな産着が贈られます。 国中の人々がその誕生を心からお祝いすることでしょう。
しかし神の子、王様の中の王様とも言うべきイエス・キリストの誕生の様子は全く異なったものでした。
イエスの母マリヤはもはや臨月であるのに黒塗りのリムジンではなくロバの背に乗せられて快適には程遠い旅の途上にありました。 しかも、立ち寄ったホテルはどこも満杯で、彼らが身体を休めることができたのはホテルの客の馬やロバで込み合った家畜小屋であったのです。 きたならしい馬小屋でイエスは生まれ、飼い葉桶の中に寝かされました。 誕生を祝うために神の御使いに招かれた客は身分の低い羊飼いたち、そしてユダヤ人には忌み嫌われたわずか三人の異国人の博士たちであったのです。
神の子の誕生にはミスマッチな場面設定ですが、聖書はこれが救い主誕生のしるしであると言います。 分かりやすいという意味でのしるしであるなら、特権階級に生まれることが自然であったことでしょう。 しかしそうではなかったところに「しるし」ということの別の意味があります。 つまり私たちの救い主は社会の底辺の人々のただ中にお生まれになったという事実によって、イエスはどんな人をも御自分の友とされる万民の救い主であることが証しされているのです。
クリスマスの日、ぜひ教会に行き、あなたの救い主としてもお生まれになったイエスについて知っていただきたいと思います。
(PBA制作「世の光」2009.12.24放送でのお話しより)
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