♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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PBA『世の光』を文字で 

■新しい時代 / 板倉邦雄

2014年09月24日 | Weblog
2014/9/24放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「新しい世代」という題でお話ししましょう。

 家族を連れてヤコブがエジプトへ行ってから約350年が経っていました。家族は11人の息子とその家族総勢70名でしたね。ヤコブの息子たちの名前はルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン、ベニヤミン、ダン、ナフタリ、ガド、アシェルでした。ヨセフは兄弟たちより先にエジプトにいました。

 やがてヨセフも兄弟たちも死に、新しい世代になりました。新しい世代は子宝に恵まれ、人口は増える一方です。余りの急激な増加に、住んでいたエジプトのゴシェンの地はイスラエル人で溢れました。一つの国といっても良いほどの勢力に膨れ上がったのです。

 どれくらいの人口だったのでしょうか。モーセがこれから生まれて来るのですが、エジプト脱出がモーセ80才の時ですから単純計算を許していただければ350年+80年で430年になります。この時20歳以上の男子が60万人と記されています。それに女性や子どもたち、老人たちを加えますから、エジプト脱出時の人口は200万人を越えていたでしょう。一つの小さな国と言えるでしょうね。

 新しい世代となりましたが、この出エジプト記は創世記の続きであることが分ります。創世記は私たち人間の堕落した姿を作者のモーセは記してきました。アダムとエバに始まり、ノアやアブラハム、イサクとヤコブの試練の中における信仰とまた失敗についても記していきました。そしてこの出エジプト記において同じ作者のモーセは私たち人間の罪の奴隷状態からの救出と解放を急がれる神様を記しているのです。

 アフリカの探検家であり宣教師でもありましたリビングストーンは晩年、創世記と出エジプト記をこよなく愛読したと伝えられています。特に出エジプト記の指導者となるモーセは気に入っていたようですね。それも暗黒大陸アフリカ探検の際、様々な危険に遭いながら神様への信仰によって勇気が与えられていった自分と重なったからでした。

 (PBA制作「世の光」2014.9.24放送でのお話より )

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