♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■イエスに対する信仰を持ち続ける / 福井 誠

2014年09月25日 | Weblog
2014/9/25放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「イエスに対する信仰を持ち続ける」です。では黙示録14章12節から読んでみましょう
 「神の戒めを守り、イエスに対する信仰を持ち続ける聖徒たちの忍耐はここにある。

 14章には子羊と共にいる14万4,000人の人たちについて書かれています。しかも「その額には小羊の名と、小羊の父の名とがしるしてあった。」(黙示録 14章1 節)という人たちです。これは象徴的な言い方で、どうやら神様を信じて天に迎えられた人たちのようですねえ。この人たちは神の御座の前で歌を歌っています。

 そして「彼らは女によって汚されたことのない人々である。」(黙示録 14章4節)と言われています。それは性的に禁欲しているとか結婚していないということではありません。旧約聖書ではよく偶像礼拝の罪が不品行とか姦淫に喩えられているように、偶像崇拝者ではないことを意味しています。実際彼らの口には偽りがなかったとあるように、神に認められた品性を兼ね備えていたようですねえ。

 更に「彼らは、小羊が行く所には、どこにでもついて行く。」(黙示録 14章4節)、つまり救い主に忠実に従う人々でした。

 ヨハネが描き出す天の御国に集められた人々の条件に、何か真面目で立派な人だけが天国に行くのかなあと思う人もいるかもしれませんね。しかし大切なことは、当時の読者がどう読んだかという聖書の読み方が基本です。

 当時の読者と私たちではやはり時代背景が違います。私たちは今平和で豊かな物質主義の時代に生きていますが、ヨハネの黙示録が書かれた時代の読者たちは迫害と死に直面する恐怖の中で生きていました。彼らは戦いの中に生きていました。忍耐を強いられ、犠牲の日々を忍んで生きていました。ですからその身を削るような苦しみの先に勝利があり、天の御国への凱旋があり、祝福があることを語る必要があったのです。神の戒めを守りイエスに対する信仰を持ち続ける聖徒たちの忍耐には報いがある、と大きな慰めと励ましをかける必要があったのですね。

 今の時代は確かに平和な時代ですが、個々の人間を見ていった場合、必ずしもそうではないこともあるでしょう。神様は苦しさの中でも神を信頼して生きる人々には祝福があると言ってくださっています。神様の約束のことばを信じて神様に従って歩ませていただきたいものですね。

(PBA制作「世の光」2014.9.25放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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