2022.1.27放送
「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
今週は旧約聖書の申命記のモーセのメッセージからお話ししています。それは、神が与えると約束してくださった土地に入る時にモーセがイスラエルに語ったメッセージです。このメッセージは、今の私たちにも大切な神の教えです。
約束の地に入って新生活を始めるにあたって覚えておくべき大切なことを神はモーセを通して教えられました。
申命記の9章でモーセはこのように教えています。
「知りなさい。神は、あなたが正しいから、この地をあなたに与えてくださるのではない。本当は、あなたはうなじを固くする民なのだ。」
「うなじを固くする」とはどういうことなのでしょうか。
彼らが実際に今までどんな人たちであったか、聖書は続けてこのように語っています。
「あなたは神を何度も怒らせた。今まであなたがたは神に逆らい続けてきた。」
うなじを固くするというのは、神に逆らい、神を怒らせることなのです。もともと「うなじを固くする」という表現は、畑を耕す時などの家畜の様子から生まれたのだと思います。「うなじ」とは首のことです。畑を耕す時など、農夫は牛などの首にくびきという道具をつけて、手綱をひいて牛を行かせたいところに行かせます。ところが、主人である農夫が手綱を引いて牛の向きを変えようとしても、ご主人の言うことを聞かないで牛が向きを変えようとしない様子のことを「うなじを固くする」というのです。
モーセは、このようなうなじの固い同胞のためにとりなしの祈りを神にささげました。それで彼らは神からの恵みを受けることができました。
同じように、聖書はすべての人が神に逆らって神を怒らせていると教えています。それとともに、モーセのように私たちすべての人のためにとりなしをしてくださったのがイエス・キリストであることをその聖書は教えてくれているのです。人は、キリストの救いによって、罪を赦され、神に聴き従う者となるのです。
(PBA制作「世の光」2022.1.27放送でのお話より)
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