2025/2/26放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 今週は福井誠が担当しています。今日もマタイの福音書を開いてまいります。「継続は力なり」ですから、ぜひ読み続けてください。そうすれば聖書を読む楽しさが自然に身に付いてきます。
今日は「こう祈りなさい」と題してメッセージをいたします。
神社仏閣に行くと手を合わせて祈っている姿を見かけます。何を祈っているのかなぁ、合格祈願かな、縁結びかな、と思ったりします。で、私は牧師ということもあるのかもしれませんが、そういう人を見かけると、何となく、合格しますように、良い縁がありますようにと、つい心の中で応援祈祷をしたくなるところがあります。
その他、世界の平和のために祈りたい、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
祈りは人間だけにある行動です。猫が祈る、犬が祈る話は聞いたことがありません。
ともあれ、祈りたいと思ったときに何か祈り方や心得があるものでしょうか。
実はあります。イエスが、祈るときにはこう祈りなさい、と祈り方を教えているところがあります。 新約聖書マタイの福音書 6章9節をお読みします。
「ですから、あなたがたはこう祈りなさい。天にいます私たちの父よ。御名が聖なるものとされますように。」
まずイエスが大事にされたのは、「天にいます父よ」と呼びかけることでした。「神様」ではなく「父」と呼んでいることに注目しましょう。
このことばはイスラエルでは幼子が最初に発することば「アバ」に由来すると言われています。しかし実際には、そのことばは子どもが成人になっても使われていると言います。 つまり、身内だからこそ使えることばなのです。
イエスは、神に祈るときは神を信頼し心が親しく通じる身内として祈るように教えられたのです。私たちがイエスの名によって祈るなら何でもその祈りを聞いてくださる、とも言いました。良い人だけではない、悪人であっても、イエスの名によって祈る祝福があることを語ったのです。
神の子となってイエスの名によって身内として祈ることです。
( PBA制作「世の光」 2025.2.26放送でのお話しより )
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