♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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「世の光」を文字で 

■十戒 -自由への励まし103 / 大嶋重徳

2019年06月06日 | Weblog
2019/5/2放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
 聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。十戒をはじめとした聖書のことばは、人間を縛りつけるものではなく、自由へと導くためのことばなのです。十戒第九戒は「隣人に対し、偽証してはならない。」(申命記 5章20節 新改訳第三版、参照出エジプト記20章16節)です。

 人はなぜ嘘をつくのでしょうか。この大きな問いをこれから考えていきたいと思います。この戒めを聞いてすぐに頭に思い浮かぶのは、きっと嘘をついてはいけないということだな、と思われるのではないかと思います。

 私が子どもの頃、教会学校で暗唱した十戒の子どもバージョンは文字どおり「嘘をついてはならない」だったと思います。そして、もしみんなが嘘をついても神様は知っておられるよ、というメッセージが語られたように思うのです。しかしこれまでの十戒の学びがそうであったように、十戒とは個人的で内面的な行いだけを問題にしているのでありません。もっと社会的な広がりを持ったことばです。

 しかし十戒を教会で子どもたちに語る時、個人的な内面のこととして教えた方がピンときやすいのではないかと思います。更に日本人の宗教性というのを考えても、自分の内面を磨き上げ、嘘をつかない、そういう個人倫理化した方が受け留めやすいという現実もあるかと思います。教会学校の先生もその方が語りやすく、そして十戒をはじめとした律法は更により個人化・内面化に傾いていってしまうように思うのです。

 しかし、第九戒の戒めもまた結局嘘をついちゃいけないんでしょう?以上に、一緒に生きる共同体が嘘をつかない社会になっていくように、偽証を許さない文化形成へと光を放っていきます。この場所が丸く収まるならば多少の嘘も必要だよね、と小さな嘘を許していくことが誰かの人生を大きく損なっていく事を自覚するようにと励まします。そして何より本当のことを言う生き方へと私たちを促すのです。本当のこととは、イエス・キリストの良き知らせを伝えていくということです。イエス・キリストこそ偽りを口にすることなく私たちに愛を示してくださいました。その愛に触れたとき、私たちは自分を守るための嘘をつくことがどれだけ愚かで悲しいことなのかということを知ることができました。嘘をついて誰かの人生を損なうことなど誰もしてはいけないのだという事を知ることができたのです。

 このラジオ世の光の放送もまたその良き知らせを皆さんにお伝えしたいと願って放送が続けられています。是非今日もこの良き知らせを聞き、良き人生を生きていきたいと願います。

    ( PBA制作「世の光」2019.5.2放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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