♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■確信を持って生きる 4 / 関根弘興

2015年07月27日 | Weblog
2015/7/27放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 私たちが不安になってしまう原因の一つは、明日のことが分からないということにあるかもしれませんね? 明日のことが分ればいいのに・・・、でも分からないのが現実です。ですから占いなどのブームに火をつけているのかもしれませんね。ま、それだけみんな不安なんですよね。

 ある裕福な家庭の奥さんが悩みがあるので聞いて欲しいというので、一人の牧師がその家を訪問しました。「奥さん、どういう悩みがあるんですか?」 「はい、私にはたくさんの財産があるんです。」 「ああ、いいじゃないですかあ。それで?」 「実はうちの主人が、」 「あっ、旦那さんに何が悪いくせでもあるんですか?」 「いいえ、違うんです。本当に良い主人なんです。」 「それじゃ別に悩むことないじゃないですかあ。」 「いやあ聞いてくださいよ。うちの息子、」 「ああ、息子さんに問題があるんですか?」 「いいえぇ、息子は一流大学を出て一流会社に就職しています。もう言うことなしの息子なんです。」 「それじゃあ一体、何が不安なんですか?」 「ええ、だから聞いてください。私は今幸せなんです。でもいつこの幸せが終わるかと思うと不安で不安で夜も眠れないんです。」 まあ、こうおっしゃったというんですねえ。贅沢な不安ですよね。でもこの方の気持ちもよく分るように思います。いつ幸せが終わるかと思うと不安で不安でしようが無い。先がどうなるか分からない、そんな不安を抱えている訳ですね。

 「わたしについてきなさい。」と言われたイエス・キリストは、何とこの世界の動きやまた将来の世界の流れを明確に把握されていました。

 ある時、弟子たちがイエス・キリストの元にやってきまして、「イエス様、イエス様。世の終わりにはどんな前兆があるんでしょうか。」 そんなですねえ質問をしたのです。
 そうするとイエス・キリストは細かな事例を出して、はっきりと世の終わりにはこういうことがあるんですよ、ああいうことがあるんですよ、とお答えなったんですね。イエス様は、この世には初めがあって終わりがあるのだということを明確に知っておりました。

 そして何と自分のゆくべき将来についても明確に知っていたのです。これはすごい事ですよね。
 イエス・キリストはこうおっしゃいました。マタイの福音書の6章の34節
  「だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。
 何とすごいことばでしょう。私たちは心配の多い日々を送っています。でもイエス様は、あなたが明日のことが分からなくても大丈夫だよ、わたしがちゃんと知っているから、と語りかけてくださるのです。明日のことを心配するのはやめましょう。

 (PBA制作「世の光」2015.7.27放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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