♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■クリスチャンとの出会い / 森谷正志

2024年05月08日 | Weblog

2024/01/24放送

 「世の光」の時間です。山形市に住む牧会メンター森谷(もりや)正志です。

 クリスチャンとの出会いがもたらした私の意識の変化について紹介します。

 高校二年の夏、肺結核と診断され、即入院となりました。その二週目の日曜午後、看護師さんが、「教会の方々が慰問に来られています。一号室にどうぞ」との呼びかけに何気なく行ってみました。迎えてくれた男女四人ほどの青年たち、その柔和な優しい笑顔、謙虚な振る舞いに驚きでした。

 さらなる驚きはそれを機に、自分自身を見つめる意識が強くなったことです。人との比較の中での自己評価、成績順位に一喜一憂し、優位性に安堵感を覚える自分に気づきました。
 同時に青年たちの麗しい人格は単なる個性や性格ではなく、彼らが紹介してくれた聖書に秘訣があるのではと考えました。

 肺結核と診断され郷里に帰る時、お世話になっていた伯父さんから、「病院に入院したらこれを読みなさい」と渡されたのが聖書であることを思い出し、早速家に電話し持ってきてもらいました。詩篇付きの新約聖書で、ベッドで無我夢中に読んだものの核心を掴めません。青年たちの定期的な訪問の際に少しずつ理解を深めていきました。

 そしてクリスマスキャロル。その夜、寝静まる病院の内庭から聞こえる賛美の歌声に目覚め、窓のカーテンを開けると、雪明かりと揺らぐローソクの灯火の中、あの青年たちと看護師さんたちのにこやかな顔がはっきりと見えました。

 コリント人への手紙第二 5章17節
 「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。
        古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」

 クリスチャンとの出会いがあなたにも訪れるよう祈ります。


 ( PBA制作「世の光」 2024.1.24放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 

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