新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

おまけの人生ではない!

2010年04月24日 06時51分35秒 | 身辺雑記

 巨人の木村拓哉コーチが、くも膜下出血で亡くなった。

 その状況をテレビの映像で見た。彼は崩れ落ちるように倒れ込んだ。

 直ぐに選手たちが集まってきたので、細部については見えなかった。誰かが心臓マッサージをしていたようだった。

 とても衝撃的な映像だった。

 その後の報道で、くも膜下出血だったことを知った。

 私の脳にも、小さな動脈瘤がある。数年前の人間ドックで発見された。

「小さいので、直ぐに破裂することはないでしょうが、毎年の検査が必要です」

 当初、医師からそのように言われた。幾つかの注意事項もあった。

 毎年の同じ時期に検査を受けた。

「大きくなっていませんねえ。当分は破裂しないようですよ」

 はじめの頃の医師のコメントだ。

 この頃、コメントが変化してきた。

「まったく大きくなっていません。平均寿命くらいまでは大丈夫でしょう」

 同時に、「もともとこんな形の血管だったかもしれませんね」とも言われた。

 喜んでいいものかどうか。

 悩んでいても仕方がない。すでに禁煙はしている。深酒も慎んでいるので、今さら気をつけることもない。

「平均寿命までは……」と言われ、「そこまで生きられればいいよねえ」とバッサリやられた感じがしないでもない。

 人間の欲望には際限がない。

 10代の頃は、「20歳まで生きられればいいや」、という思いでいた。

 結婚して子供が生まれた。

 責任ある立場にもかかわらず、「60歳までは頑張るよ」、と言い続けてきた。考えて見れば、ずいぶん無責任な考えだった。

 さまざまな病気に苛められたが、その都度乗り切って、今は75歳だ。

 男の平均寿命は約79歳。

 おまけの人生を生きているつもりではない。

 先日、ある会の会費を、10年分納入した。

 毎年の納入では忘れる危険性がある。いっそのこと、10年分!

 85歳まで出席し続ける覚悟ができたわけではない。

 今日は恒例の外出だ。

 別館として、写真俳句ブログの「ひよどり草紙」を開いてます。

 ご覧いただけると嬉しいです。

   → こちら

 

  

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何も出来ない国

2010年04月23日 08時17分41秒 | コラム・エッセー

 4月22日の午前0時ごろ、中国海軍の艦艇10隻が、沖縄本島と宮古島の間の海域を、太平洋から東シナ海に向けて通過した。

 演習を終えて、帰投する途中のようだ。

 この艦隊は、4月10日に同じ海域、東シナ海から太平洋に進出し、活動中であった。

 ここのところ、中国海軍は能力がアップされ、さまざまな演習を繰り返している。

 日本側の統合幕僚長は22日の記者会見で、「ここ数年、中国鑑定の活動は活発。能力をアップしてきている。引き続き監視し続けたい」と述べたと言われている。

 中国は太平洋を睨んで、着実に軍事強化を進めている。

 何故なのか?

 真意は太平洋への進出であることは言うまでもない。

 それら中国艦隊の艦載ヘリコプターが、日本の海上自衛隊の護衛艦に、2度も異常接近をしてきた。

 意図的な示威行為と理解出来る行動だった。挑発行為でもある。

 それに対する日本の弱腰には驚く。

 外務省の抗議は遅れ、鳩山首相にいたっては、日中首脳会談において取り上げなかった。

 日米安保条約に綻びがでているので、中国はさまざまな実験を始めてのではないか。

「何を仕掛けても、今の日本は反発出来ない!」

 中国の見方なのだろう。

 堂々たる日本になれるのだろうか。 

 別館として、写真俳句ブログの「ひよどり草紙」を開いてます。

 ご覧いただけると嬉しいです。

   → こちら

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

濹東綺譚について

2010年04月22日 17時08分28秒 | 身辺雑記

 朝から雨だった。

 昼ごろに会合があった。雨の中を出て、雨の中を帰ってきた。

 気温が低く、やはり、4月としては異常だ。 

 昨日、「濹東綺譚」に関する記事を書こうとした。

 ところが、「濹」をパソコンで出せずに四苦八苦。挙げ句に、「ぼく東綺譚」と書いて、言い訳をした。

 持つべきは友。ブログ友のR子さんからアドバイスのコメントを頂戴した。

 そんな経緯があって、「濹東綺譚」と書けるようになった。

 書けるようになったら、また、「濹東綺譚」に触れたくなった。

 永井荷風の「濹東綺譚」は、昭和11年9月21日から書き始め、翌12年4月に出版された。

 この小説の中で、主人公の「わたくし」(文筆業の大江匡、58歳)が、私娼街付近で、娼婦「雪子」と初めて会った。物語はそこから発展する。

 私はその「出会いの場面」が大好きだ。

『 いきなり後方から「檀那、そこまで入れてってよ。」といいさま、傘の下に真っ白な首を突込んだ女がある。』

 その女が「雪子」だった。

 それがきっかけで、「わたくし」と「雪子」の物語が発展する。

 当時のことだから具体的な性描写はまったくなく、さりながら、「娼婦雪子」と「わたくし」との細やかな交情が描かれていく。

 具体的でないからこそ、なお一層、二人の心象風景が鮮やかに私の脳裏に描けるのだ。

 決して売春を賛美しているわけではない。しかしそこには、紛れもなく「日本の風景」があった。

 もう一度出直して、じっくりと歩きたい。

 私の青春時代には、まだ公娼が認められていた。私娼街もあった。

 しかし私は、その「濹東」に足を踏み入れたことはなかった。

 別館として、写真俳句ブログの「ひよどり草紙」を開いてます。

 ご覧いただけると嬉しいです。

   → こちら

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気が変わった

2010年04月21日 12時48分38秒 | 身辺雑記

 外出したついでに、隅田川方面へ向かった。

 かねがね、永井荷風作の「濹東綺譚」ゆかりの地を訪ねようと思っていた。

 ところが、言問橋まで行ったら、雨が降ってきた。

 意気地なしの私は、あっさりと目的を変更。

Simg_4721t

 工事中のスカイツリーを、少し近寄って撮影。

 警備員に、「車にはねられるよ!」と注意された。

Simg_4729

 上は雨に煙る言問橋。隅田公園側から撮った。

 そこから吾妻橋へ廻り、そのまま浅草寺へ。

Simg_4807t

 本堂は改修工事中だったが、いつものように人出は多かった。

 善男善女に混じって、私もお詣りをすませた。

 小説の舞台まで足を伸ばせなかったが、人形焼きを買ってご帰還。

 カミさんへの土産を求めたあたり、我ながらまずまずの手柄であった。

 これはまさしく自画自賛。

 別館として、写真俳句ブログの「ひよどり草紙」を開いてます。

 ご覧いただけると嬉しいです。

   → こちら

コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どうなってる?

2010年04月20日 06時41分31秒 | 身辺雑記

 地球が怒っている。

 いや、泣き声を上げているのだろうか?

 ハイチ地震、チリ地震、中国の地震と続いた。

 日本も異常な寒さで、さまざまな分野に被害が出てきている。

 野菜の値段が高騰して、カミさんの悲鳴も高い。

 今度はアイスランドで火山が大爆発。

 ヨーロッパでは飛行機が飛べなくなってしまった。

 マンモスが死滅したのは、火山爆発による噴煙が原因と聞いたことがあった。

 爆発が沈静化しなければ、噴煙が広く覆うことになってしまう。

 何処かのテレビが、「農作物に影響が出る!」と叫んでいた。

 笑って済ませる話ではない。

 地球が怒っている!

 ヒョットしたら、人類滅亡のシナリオが、着実に進められているのかもしれない。

 人類はあまりにも身勝手過ぎた。

 謙虚にならなければいけない。

 まずはわが身の不始末から考えるべきか?

 別館として、写真俳句ブログの「ひよどり草紙」を開いてます。

 ご覧いただけると嬉しいです。

   → こちら

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする