新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

憐れなるかな!

2010年04月17日 06時30分37秒 | コラム・エッセー

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 今朝は霙。 玄関先の柘植にも、雪が載っている。

 核安全保障サミットに出席した鳩山総理は、国民の目から見ても情けなかった。

 諸外国の首脳に比較し、影が薄い存在に見えた。

 米紙のワシントン・ポストが、そんな鳩山総理を、「最大の敗者」と評した。

 日本人には不愉快な記事だが、こちらから見ていても、そんなものだったのかなあと、納得した次第。

 藤崎駐米大使が、「一国の総理に対し失礼だ」と反論したようだ。

 私は考えが少し違う。

「なぜそこまで言われなければいけなかったのですか!」

 国民として、鳩山総理に抗議したい。

 普天間基地問題のテイタラクは、同盟関係の弱体化を天下に晒したことになった。

 一方の同盟国アメリカとしては、立場上からも、ニコニコしてはいられない。

 それらは、あの「政権交代」が引き起こしたことなのだ。

 アメリカとのヤリトリの結果ではなかった。日本の一方的な責任なのだ。

 にもかかわらず、「5月までに決着」と公言していたことを、今になって、「解釈論」で逃げようとしている。

 オバマ大統領は怒ったフリかもしれない。ひょっとしたら投げているかも?

 だが私は、心底からハラを立てている。

 今朝の新聞記事によると、鳩山総理はあくまでもノーテンキの様子。

 昨日、後援者への講演で、「皆さん、普天間なんて知らなかったでしょ。それを報道が大きく取り上げるから……」、なんぞと言っていたらしい。

 普天間問題は、沖縄だけの問題だけではなかった。少女暴行被害の問題もあって、橋本元総理時代に返還の調印がなされた。国民みんなの問題だったのだ。

 知らずに過ごしていた人が、ひょっこり総理になってしまった。

 不幸なのは国民だ。

 いかにリベラル政権とは言え、カネのバラマキどころか、安全保障を何処かへ置き忘れて、言葉遊びをしているのだ。

 5月までに決着出来なければ、恥の上塗りだ。退陣を求めるしかあるまい。

 ただし、今の自民党に、鳩山内閣を追い詰めるパワーがない。

 憐れなるかな日本国民!

 内閣の支持率が、20%台になったそうだ。

 霙の中を外出。

 鳩山総理のことは頭から消して、爽やかな気分で出たい。

 別館として、写真俳句ブログの「ひよどり草紙」を開いてます。

 ご覧いただけると嬉しいです。

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コメント (16)
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