今朝は霙。 玄関先の柘植にも、雪が載っている。
核安全保障サミットに出席した鳩山総理は、国民の目から見ても情けなかった。
諸外国の首脳に比較し、影が薄い存在に見えた。
米紙のワシントン・ポストが、そんな鳩山総理を、「最大の敗者」と評した。
日本人には不愉快な記事だが、こちらから見ていても、そんなものだったのかなあと、納得した次第。
藤崎駐米大使が、「一国の総理に対し失礼だ」と反論したようだ。
私は考えが少し違う。
「なぜそこまで言われなければいけなかったのですか!」
国民として、鳩山総理に抗議したい。
普天間基地問題のテイタラクは、同盟関係の弱体化を天下に晒したことになった。
一方の同盟国アメリカとしては、立場上からも、ニコニコしてはいられない。
それらは、あの「政権交代」が引き起こしたことなのだ。
アメリカとのヤリトリの結果ではなかった。日本の一方的な責任なのだ。
にもかかわらず、「5月までに決着」と公言していたことを、今になって、「解釈論」で逃げようとしている。
オバマ大統領は怒ったフリかもしれない。ひょっとしたら投げているかも?
だが私は、心底からハラを立てている。
今朝の新聞記事によると、鳩山総理はあくまでもノーテンキの様子。
昨日、後援者への講演で、「皆さん、普天間なんて知らなかったでしょ。それを報道が大きく取り上げるから……」、なんぞと言っていたらしい。
普天間問題は、沖縄だけの問題だけではなかった。少女暴行被害の問題もあって、橋本元総理時代に返還の調印がなされた。国民みんなの問題だったのだ。
知らずに過ごしていた人が、ひょっこり総理になってしまった。
不幸なのは国民だ。
いかにリベラル政権とは言え、カネのバラマキどころか、安全保障を何処かへ置き忘れて、言葉遊びをしているのだ。
5月までに決着出来なければ、恥の上塗りだ。退陣を求めるしかあるまい。
ただし、今の自民党に、鳩山内閣を追い詰めるパワーがない。
憐れなるかな日本国民!
内閣の支持率が、20%台になったそうだ。
霙の中を外出。
鳩山総理のことは頭から消して、爽やかな気分で出たい。
別館として、写真俳句ブログの「ひよどり草紙」を開いてます。
ご覧いただけると嬉しいです。
→ こちら