アメリカのハラが、露骨に見え始めた。
ここまで見せられないと、鳩山内閣は分からなかったらしい。
小沢幹事長は、証人喚問や参考人招致に関し、「アメリカから招待されているので、時間的な余裕がない」と言って断っていた。
その上、「オバマ大統領との対談」を、訪米の条件にするとも豪語していた。
そんなアメリカであろうはずがなかった。
普天間の処理に関し、アメリカが「ノー」と言っている。
ワシントンで開かれる「核安全サミット」でも、オバマ・鳩山会談は拒否されたとか。
そこまでやられないと、アメリカのハラを読めない日本。アホじゃないか。
いくら「対等だ」とか、「ノーと言える日本」と言っても、今さらどうにもならないのだ。
日米安全保障条約に関し、日本は従属的なのだ。
我慢をするしかない。
憲法九条を誇りにしているかぎり、アメリカと対等ではありえない。
経済繁栄のみに突っ走ってきた結果だ。自業自得と言える。
このままでいいのか?
このままの日本では、アメリカの属国的な存在だ。
脱却しなくていいなら、今までの路線で過ごせばいい。
しかし、いずれはアメリカの都合で捨てられる。その危険性は十分にある。
真に対等な両国関係を確立しなければ、日本は中国に売り渡されるかもしれない。
ポイントは、安全保障と経済だ。
焦らずに、しかし方向性をしかと見定めて、進むしか日本の残る道はない。
かなり遅れてしまったが、まだ間に合うかもしれない。
「密約があった!」とか、「東アジア共同体構想」とか、「普天間の国外・県外」を声高に言っているだけでは、残念ながら通用しない。
この屈辱を跳ね返すには、今のところ、「真の同盟」を進めるしかない。
その上で、まさに、「真の独立国」を指向しようではないか。
自分の国を自分で守る気概がほしい。
その国家観を元に、戦略・戦術を樹立すべきなのだ。
「血を流そう!」と言っていない。誤解のないように!!
別館として、写真俳句ブログの「ひよどり草紙」を開いてます。
ご覧いただけると嬉しいです。
→ こちら