昨日、東京第五検察審査会が、政治資金規正法違反罪で告発され、不起訴処分となった小沢一郎氏について、「起訴相当」との議決をした。
その議決があったので、東京地検は再捜査をしなければならない。
そこで再び不起訴となっても、強制起訴となることが考えられる。
昨夕、記者団に対し、小沢幹事長は次のように言っていた。
「意外な結果で驚いている。最終的には、検察当局の適正な判断がなされると信じている。何もやましいことはしていないので、与えられた職務を淡々と全力でこなしていく」
また鳩山総理は、「総理の立場として、何も言えない」と、言葉少なに言った。
民主党が選挙で勝利して以来、いろいろなことが起きすぎた。
「政治とカネ」
かかわった議員たちは辞任もせず、のうのうと居座っているのだ。
「普天間基地移転」
移転先を国外、県外と言い続けてきた鳩山総理だが、そのメドは立っていない。どうやら辺野古湾埋め立て案で詰めているらしい。
現行案との違いは何なのだろうか。沖縄県民は受け入れるのだろうか。
「高速道料金問題」
無料にすると言って選挙をしたはずなのに、実質値上げ案が出てきている。「マニフエストは何だったのか」という不満や揶揄が充満している。
「財源問題」
4年間は消費税を上げないと言って選挙を戦ってきたが、与党になってみて、財源の逼迫状況に驚いているようだ。
「支持率の低下」
一方、当然のことながら、支持率が急落している。今や20%台だ。
そのような難題を抱えながら、依然として鳩山総理の統率力はなく、実質トップの小沢幹事長が、再び「政治とカネ」で窮地に陥りそうだ。
外交上の重大な局面にある現在の日本にとって、こんな不幸はない。
民主党内でも、やっと「小沢幹事長辞任論」の声が出始めた。
民主党の党利党略を超えた判断が望まれる。
国民はウンザリしている。
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