今朝は久しぶりに、さわやかな朝を迎えることができた。
8時過ぎた今、太陽光線は眩しいし、暑さも感じる。
しかし、空の高さと吹く風の涼気は、秋を教えてくれている。
福田首相が辞任して、もう幾日かが経過した。リーダー不在の日本を内外に示している。
北朝鮮は、約束した拉致問題の調査を、延ばすような口ぶりだ。慌てた外務省が、中国とつじつま合わせの打ち合わせをしている。
アメリカも大統領が交代する。共和党、民主党ともに候補者を擁立して、選挙戦に突入しようとしている。
しかし、大統領府は現に存在し、ライス国務長官はしっかりと外交戦略を進めている。
ところが日本はどうか。
総理が政権を投げ出した。とたんに政府が見えなくなった。少なくともそのように見える。
北朝鮮は、「政権がはっきりするまで、事態を静観する」と言って、約束していた事柄を中断させてしまった。
問題が二つ。
その一つは、福田首相の政権投げ出し。あってはならない無責任が2度もおこなわれた。
二つめは、内閣府の崩壊。官房長官がおり、各省庁には大臣もいる。辞任しているわけではない。その連中が、今、仕事をしていない。選挙ごっこで夢中になっている。
これでは外国からは信頼されない。どんな国になるかも分からない。
決して自民党だけの問題ではない。政権交代の受け皿となるべき民主党が、信頼に足る政党と思われていないことの証拠でもある。
激動している生きた経済事情に対しても、的確な対応ができるのだろうか。
次期総裁選びは、激しくかつ粛々と進めなければならない。しかし一方では、日々の政治を遅滞なく着実に誤りなく運営すべきなのだ。
お祭りに浮かれて、振舞酒を飲んでいる場合ではあるまい。
こんな時、某国による領海侵犯があったら、きちんと対応できるのだろうか。
顔も頭も見えない日本、漂流している日本、ヘソのない日本が、今現出されている。
「官僚機構が補完していて問題はない」とうそぶく向きもあるだろう。それでは困るのだ。どんなときでも、政治がしっかり統治できている体制でなければならない。
自民党のお祭り騒ぎが、どのような結果となるのか、暫くはお手並み拝見だ。
今度こそ、強い日本を創出できる体制を期待したい。
ただし、私が言っている「強い日本」は、軍事や外交のみではない。内政と外交に関し、国民の信頼に足る政府の実現を期待しているのだ。
「そんなことはムリ!」、と、揶揄する向きもあるかも知れない。だが、もはや、そんな「皮肉」を言っていられる場合ではない。
今の日本は、主の顔も見えず、大海に漂流している。どこへ流れ行くやら……。
強い志をもって、漂流をストップさせなければならない!
漂よえる国にストップ!民の意志 一平
果たしたストップできるかどうか。
川柳まがいの駄句で恐縮でした。
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