わが家のお墓には、息子の嫁さんが葬られている。孫の母親でもある。
命日はもちろんのこと、お盆にしてもお彼岸にしても、お墓の掃除は息子がやっている。
まだ孫が小さい。お墓掃除のとき、孫の面倒見は私たち夫婦の役割りだ。
もちろん、息子の都合によっては、私とカミさんが掃除をする。
今度のお彼岸は、一昨日(土曜日)、私たち夫婦が孫と留守番で、息子が掃除に行った。
来年は、4人一緒にお掃除にきたい。
昨日は私たちが墓参り。
急ぎたる墓域への道萩こぼる 鵯 一平
掃除をした次の日なので、お墓はきれいだった。新しい花を加えて整え、手を合わせた。
お陰で孫も順調に成長中。息子もなんとかやってくれている。私たちも元気だ。
言葉に出して、そんなことを伝えた。
1歳に満たない娘を残しての他界だったから、無念だったことと思う。あらためて、切ない思いがこみ上げる。
でも、もう大丈夫。来月は保育園の運動会だよ。
「守ってね」、と付け加えた。
おれたちのこと? そりゃァ大丈夫さ!
私の後、カミさんの番だ。お墓に向かって、なにやら呟いていた。
秋の墓孫の息災伝へたし 鵯 一平
そのお寺には、カミさんの親や兄弟たちの墓もある。すべてをお参りするので、お墓の数は5つ。
命日や法事は別として、春と秋のお彼岸、お盆、暮れ正月には、全部の墓参りをすることとなっている。
なかなか時間がかかる。しかし、すべてのお墓をお参りしないと、気持ちが落ち着かない。
天気予報に反し、時折は雨がぱらついた。傘を拡げたり閉じたりの墓参りだった。
さすがにお彼岸、墓地には多くの人がきていた。ぶつかり合いながらの墓参りだった。
明日は茨城県北部へ。私の両親の墓参りだ。
片道180キロの行程だが、無事に行ってくる。
弟や妹と会うのも、大きな楽しみだ。
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