新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

初涼惑う

2008年09月06日 07時02分14秒 | 写真俳句・エッセー

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裾風に初涼惑ひし着物市

 さる人に誘われ、新作の織物展示会に行った。

 集中豪雨や洪水災害はどこへやら、爽やかな日であった。

 さすがに人出は多く、どつかれながらの撮影となった。半分は手ブレの言い訳なのだが。

 立ち居爽やかな女性たちが、次々と現れては去った。

 まだまだ目の保養をしたかった。しかし、さる人はそれを許さなかった。

 やむを得ず、心を残しつつ私も消え去った次第。

    裾風に初涼惑ひし着物市   鵯 一平

 「初涼」は、「新涼」や「涼新た」と同様で秋の季語。

 立秋を過ぎての涼しさは、炎暑の折に感じるかりそめの「涼気」とは異なり、やがては寂しさにつながっていく。

 寂しさにつながる「初涼」のはずなのに、さすが裾風には思い惑った様子。

 決して作句者の煩悩ではありませんので、念のため。

 いや、私に煩悩が湧かなかったはずはない。どうせそのように思われます。

 強がらない方がいいかもしれませんね。

 従って、素直な気持ちで一句。

     裾風に煩悩新た秋暑し   鵯 一平

 煩悩を消すため、恒例の外出です。

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コメント (20)
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