農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

読みたい本が連続して発生、「関さんの森」の奇跡など3冊

2020-09-25 09:48:05 | 日本不耕起栽培普及会

いのちの森づくり宮脇昭自伝、西出式微生物農法ー西出隆一著、「関さんの森」の奇跡ー関啓子著

宮脇さんの森づくりの本は、きっかけは今年になってニコルさんが亡くなり、黒姫にアファンの森を作った話を福田さんにしたら、森作りなら宮脇昭さんも有名だということで、今度はドイツのチュクセン教授のもとで「潜在自然植生」の理論と実践を学び地域にふさわしい植生を身近な鎮守の森の植生から関東のこの辺ではタブ、シイ、カシ、椿などの種を集めポットに直播し直根で育てたものをマウントにして植えることで2,3年後には勝手に育っていくそうです。新日鉄やトヨタなどの企業敷地に緑地帯を作る運動などに広く応用されているようです。

西出さんの農法はボカシの肥料の作り方で以前紹介したことがあると思うが今度新刊で自費出版された本です。これまでの体験を最後に残す遺言書のような本で会員方式で内部文書の感があります。1の字農法と言って元肥に徹し手作りで丁寧にボカシを作る。土の簡単な測定を科学的に導入し多収穫を可能にしている。

「関さんの森」の奇跡は千葉県の2003年のころ「里山条例」が出され残土の不法投棄横行を抑えようと自然回帰の運動が盛んだった。行き過ぎた都市開発に歯止めをかける。私たちの多古桜宮自然公園の成り立ちにも通ずる内容である。中身の紹介は改めておこないたい。


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