農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

ノーベル賞の大村智さんの伝記、馬場錬成著の生き方に感動

2015-12-14 15:25:56 | 日本不耕起栽培普及会

放線菌を遺伝子解読したという記述があるが、それぞれの地域で土着の菌があり竹やぶから採取し、はんぺんと言われたり、もみ殻を米ぬかと積んで発酵させ後半で白い菌が発生するがそこに放線菌が働く、あるいは雑草を積んでおくだけでも腐っていく過程で白っぽい菌が発生してくる、佐倉の斉藤さんのハウスでも植えられてあるブドウの木の下に放線菌が働いて雑草を抑えている、あるいはデコポンのグループがミカン園で使用しているとさまざまに放線菌のはたらきを観察できる。このように放線菌はさまざまの場面で存在しそれを土着菌と農業では地域とか差別化をして考えられていたが、一つの遺伝形質、遺伝子構造として特定するということが、今のところ私は納得がいかない。伊豆のゴルフ場の近くで採取した放線菌と多古の枯草の腐ったところで採取した放線菌を同じ遺伝物質として扱うことはできない気がするが、不思議な気がする。

それにしても大村智さんの原点は日本の農業とりわけコメ作りの集団的な協同作業が彼の研究の仕法になっている。特に計画を実行する際の段取りが強調されている。彼の場合卓球とスキーで体力を養いあらゆる激務に耐えるちから、歴史的に受け継がれた財産が親から子へと伝えられて現在があると思う。


最新の画像もっと見る