この米を食べている消費者を見学してもらうとホタルの飛び交うこの田んぼの米が欲しいと訴えてくる。ホタルやメダカこそが、消費者を説得する力となる。
ヘイケボタルはゲンジホタルより小さくゲンジボタルがカワニナをエサにし、沢水の流れるところに生息するがヘイケボタルはタニシ、モノアラガイ、マキガイ、ドジョウ、メダカなど肉食で小動物をエサとしている。田んぼを生活の場にしている。園原さんの田んぼで1昨年は2000匹、昨年は1000匹発生した。1匹1一人、2000匹出ると2000人が見に来る。
これまで除草剤や農薬で日本人が絶滅させてきたのだから、原産地をとやかく言っている時期ではない気がする。大雑把に岐阜を境に南と北といった分類で、細かく水系までは問題にしている時間がない。と園原さんは日本の危機的状況を憂えている。
とにかく岩澤信夫さんのフアンで「3年間堪水で、除草しない、田んぼに入らない、米ヌカ、ミネラルだげで栽培することを守っている。収量は10a当たり8俵程度を目標としている。長野は地域的に10俵とか標準であるが、園原さんも大豆とかの野菜を栽培した後作に米を作ったら15俵採れた。でも味が悪くて食べたくなかった。写真は収穫後水田に水を張ることで生き物が生息しイトミミズが土を肥沃にする3月の水田の様子、そして水周りのメダカやホタルの生息域も残している。