中国に政治自由化促す、米大統領が政策演説へ



 米ホワイトハウスは16日、ブッシュ米大統領が同日午後に京都市内で行う政策演説の全文を公表した。

 演説は、「自由は米国の日本との友情、アジアへの関与の基盤だ」と述べ、共通の価値観を通じたアジアとの連携強化方針を打ち出し、中国に対し、宗教・政治の自由化を強く促す内容となっている。

 演説で大統領は、日米同盟を「アジア地域の安定と安全保障の柱だ」と指摘。さらに、「自由の国、日本は、世界の変革を手助けしている」として、イラクやアフガニスタンに対する日本の復興支援を高く評価する。

 韓国、台湾における民主主義や自由経済の進展も高く評価する一方で、中国については、「中国の指導者は、自由の扉が少しでも開いてしまえば、閉じることは出来ないことがわかってきた」と述べ、経済発展に比べ自由の進展が遅れているとの認識を表明。「中国人民が繁栄すれば、政治的な自由への要求も増大する」とし、特に、宗教の自由を保証するよう中国指導者に呼び掛ける。
(読売新聞) - 11月16日14時38分更新

・・・・・・・ヒジャイの意見・・・・・

 アメリカのアフガン侵攻とイラク侵攻についてマスコミは戦争の状況、戦争の悲惨、自白テロ、ブッシュのスキャンダルなどを報道し、多くの評論家はブッシュ批判をして、アフガンやイラクの民主化については余り評価していない。

 しかし、歴史上にはアメリカによってアフガンとイラクが民主主義国家になったことが重要なこととして記録されるだろう。イラクとアフガンはアメリカの助けを借りた民主主義革命である。そのことを多くの評論家は重要視していない。日本の思想家の質の低さを実証しているようなものだ。

 「中国の指導者は、自由の扉が少しでも開いてしまえば、閉じることは出来ないことがわかってきた」と述べ、経済発展に比べ自由の進展が遅れているとの認識を表明。「中国人民が繁栄すれば、政治的な自由への要求も増大する」

 下部構造つまり経済社会の変化によって上部構造つまり国家は変化する。マルクスは書き、資本主義経済社会はおのづと自由民主主義主義国家になると説いている。マルクスの野論は戦後社会で実証されている。

 ブッシュの中国への判断はマルクス理論そのものであり、資本主義自由経済が発展している中国が自由主義国家になることを阻止しようと中国共産党がどんなに頑張っても中国の自由民主主義への流れは止められない。

 中国が小泉首相の靖国参拝を政治的に重要視して日本の軍国主義化を暗示してりして靖国参拝をやめない限り国交をしないとうのも中国共産党への国内の否民主的な政治への反発の矛先を日本に向けさせるためのものである。

 およそ政治問題にするには軽すぎる靖国参拝を誇大化している中国共産党が幼稚である。靖国参拝は政治的影響は国内にも国内にも少しも影響を与えない。たかが参拝である。それも小泉首相は沖縄や広島など多くの戦没者の慰霊碑を参拝している。靖国もその中のひとつでしかないのは中国共産党だって知っている。
 靖国参拝は批判しても政治交流は発展させていくことが政治家の常識である。

 小泉首相が衆院で圧勝し、大臣も靖国参拝肯定派で埋めたのは中国の政治的覇権主義をつっぱねていく狙いがあるし、中国共産党が靖国参拝を理由に政治交流を拒否し日本を脅し続けても、中国との交流は実質的には発展し、次第に中国共産党の方が窮地に追いやられることを小泉首相は見抜いているのだろう。

 小泉首相は戦後の首相の中で一番の策略家である。

 
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